銀座8丁目の博品館の西側の通りが、「金春通り」です。
この御門通りには、「金春屋敷跡」の説明碑があり、そして女性用の洋装品店「ノーブルパール」さんの店前には、「銀座煉瓦の遺構」、店先には「上水の木樋」が置かれていて、銀座の歴史を訪ねることができます。
そして、毎年8月1日から7日には金春通りにて、金春祭りが開催され、8月7日には路上で能を拝見することができます。今年が第34回目の「銀座 能楽金春祭り路上奉納能」です。
金春稲荷について、
通常新橋会館屋上に祀られている「金春稲荷」。
現在は、見番(金春芸者衆の組合)のビル屋上に祀られ、一般の方々は参拝出来ませんが、今回、「能楽金春祭り」の期間中のみ、金春通りに勧請(かんじょう)されて地上に降りていらっしゃいます。
この金春稲荷は芸の新橋と謡われた金春芸者(別名:新橋芸者)が守っている稲荷です。戦前まで金春通りにお社があり、お座敷に向かう前の芸者衆はお参りをしてから出かけていたそうです。
金春稲荷は容姿端麗もさることながら、あらゆる教養を身に付け、粋に生きる女性達の守り神となっています。
また商売繁盛の御利益もあります。
今年も、ノーブルパールさんが、お店のショ-ウインドウを御旅所として、お世話していただいています。
「金春通りの歴史」については、こちらを参考にさせて頂きました。https://komparu-ginza.com/history/
金春流の能については、こちらが参考になります。
https://www.komparunews.com/