いよいよ築地市場(東京中央卸売市場)の豊洲への移転の日が近づいてきました。
近くに住んでいることもあって、この頃時折朝の市場を覗いてみます。いつもながらの喧騒の中に一抹の哀惜を感じるのは私の主観でしょうか。
既にいくつかの関連施設が閉鎖されたほか、日本橋の魚河岸から移ってきた〔水神社〕ももう遷座を終えました。ちょっとずつ消えていくものを眺めるのは寂しいですが、これも歴史の流れの一場面だと思ってしっかり目に焼き付けたいものです。
多くの市場関係者の食欲を満たしてきた〔魚がし横丁〕の飲食店も間もなく店を閉じます。今月いっぱいという店も多いようです。最後の味を求めて連日多くの人が駆けつけて大変なことになっています。
築地に市場があったことを心に刻み、未来への想いに身を託したいと思います。