「トウカエデ」という木をご存知でしょうか
サクラ、ハナミズキやサルスベリのように、その開花期に季節を感じさせるインパクトも無いですし、ヤナギのように立ち姿自体に存在感があるわけでもありません
しかし、中央区が管理している街路樹のリストでは、堂々の5位に入っています
しかも、ハナミズキやサルスベリを押さえての5位入賞()です
トウカエデとは、「唐楓」と書き、「中国から来たカエデ」という意味です
中国の長江流域を中心とした地域、台湾に分布する落葉樹だそうです
日本には江戸時代に渡来して、現在では、街路樹や公園樹として広く植えられています
街路樹(高木)の中では植栽本数で全国5位だそうです
樹皮は灰褐色で、表面はささくれだって縦に剥がれ、葉は、水かきの付いたアヒルの足のような形です
秋には紅葉もしくは黄葉し、果実は薄い膜状の翼型で、10月頃に熟します
トウカエデが街路樹として好まれるのは、土質を選ばず強健で、公害にも強いからだそうで、目立たなくても「縁の下の力持ち」的に、私たちの日常生活を支えてくれているように思え、とても頼もしく感じました
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