築地市場の最終日となる10月6日、少し様子をのぞきに出かけました。
都営大江戸線の築地市場駅の前も、かなりの混雑でした。
当日は午後からは、一般者は、場内入場禁止でした。下は、正門前の様子です。
場外市場も、かなりの人出でした。
築地市場の閉場で国内外から多くの観光客を呼び寄せてきた東京都中央区の名所が一つ消えるわけです。そして、豊洲市場への移転後は跡地再開発の問題が残ります。 2020年の東京五輪・パラリンピックでは車両基地として活用することは決まっているものの、その後の再開発の具体的計画はまだ明確ではないようです。
都は跡地に幹線道路「環状2号」を整備し五輪の輸送拠点を建設し、その後は「段階的に開発を進める」としていますが、都の有識者会議が5月にまとめた跡地利用に関する報告書では「にぎわいの創出」などといった抽象論にとどまっています。
市場移転が当初案より2年遅れたことによる機会損失も大きいでしょうね。
築地市場の解体工事が先延ばしになり、環状2号の着工は遅れ、オリンピック開催中の交通渋滞も懸念されています。臨海開発エリアの新交通網として期待されるBRT(バス高速輸送システム)の本格稼働も22年度にずれ込むようです。