10月21日は旧暦の9月13日に該当する「十三夜」。
別名「栗名月」「豆名月」とも称されます。
「十五夜」を「前の月」、「十三夜」を「後の月」、二つの月を合わせて「二夜の月」と呼称し、一方の月見を欠かすと「片見月」と言い、忌み嫌ったとされます。
旧暦の9月13日前後は一般的に気候的には清々しく、「十三夜に曇りなし」との言い伝えも耳にします。
21日、日本列島は高気圧に広く覆われ、穏やかな秋晴れとなり、ライトアップされた勝鬨橋、勝どきの高層ビル群の窓明かりの上空に、「十三夜」の月が輝いています。
「十三夜」は月齢としては満月の一歩手前。
少しだけ欠けた形状の月を愛でるのも、古来より脈絡と受け継がれる日本人独特の美意識の発露の一例とされます。