11月23日、波除稲荷神社(築地6)では、秋の大祭「新嘗祭」が執り行われました。
新嘗祭は古くから宮中をはじめ、全国の神社で行なわれている秋の収穫を感謝する祭礼。
江戸時代に焼失した「厄除天井大獅子」が、石川県白山市の加賀獅子頭木彫師知田青雲氏の手により再興された縁で、知田工房の近隣の田圃を借りて設えられた当神社の御神饌田で、お田植祭、抜穂(ぬいぼ)祭を経て収穫された新米、稲穂、そして御神饌田の米(ノトヒカリ)を使い、白山市の「萬歳楽」醸造元小堀酒造で造られた濁り酒「幸穂」が御神前に供えられます。
境内では、この生産量が限られた貴重な濁り酒「幸穂」が参拝者に振る舞われています。
尚御神饌田の米より醸された清酒「波除」は翌年6月の夏の大祭に供えられます。