勤労感謝の日と新嘗祭。
新穀を得たことを感謝する新嘗祭は、豊作を祈願した
2月17日の祈年祭と対になっているお祭りで、
全国の神社で斎行されます。
「懸税」は、伊勢に天照大御神を奉祀した倭姫命が、
収穫した稲穂を御神前にかけたのが始まりと伝えられ、
各地の神社でも御神前に懸税がかけられます。
昔はお米がお金の代わりとして納められていたこともあり、
懸税は現在の税金の起源といわれています。
神饌を食べることで大御恵を賜る風習があります。
新穀を納めた熨斗袋に、福徳神社の神田で育った稲穂を
挿し、御神前にてお祓いした「福米」です。
新嘗祭の日より授与がはじまり、数に限りがあります。
美味しいご飯が食卓に並ぶまでの多くの人の勤労にも
感謝して味わいたいものです。
◆福徳神社
東京都中央区日本橋室町2-4-14