旧紅葉川の中橋。
東京駅八重洲中央口から八重洲通りの久安橋までが
紅葉川跡です。江戸城西ノ丸の紅葉山の方向であった
ことから紅葉川と名付けられたそうです。
紅葉川と通り町筋(中央通り)が
交差する橋が中橋でした。
寛永元年に中橋の南詰は、江戸歌舞伎の始祖
猿若(中村)勘三郎が江戸で初めて芝居小屋を
掛けた場所です。
江戸歌舞伎発祥の地の石碑は、発祥地の中橋南地から
500m離れた京橋跡地の大根河岸寄りにあります。
中橋が架かっていた日本橋三丁目交差点から
西方向を見ると正面は、東京駅八重洲中央口です。
手前中央分離帯には、グリーンベルトと
ヤン・ヨーステンのレリーフがあります。
江戸の商業活動の地として発展し、町人の生活文化
を支えた擬宝珠内は、現在でも格式とともに文化情報
発信の分野で賑わいの場となっています。
お正月の風物詩、箱根駅伝第10区間にあります。
沿道応援で確認されてみてはいかがでしょう。
◆武州豊嶋郡江戸庄図
国立国会図書館デジタルコレクション
◆江戸歌舞伎発祥の地
東京都中央区京橋3-4
◆ヤン・ヨーステンのレリーフ
東京都中央区日本橋3丁目交差点