今年も残りわずかとなりました。子どもの頃は、お正月に近くの野原にたくさんの凧が揚がって、凧揚げは楽しみでもありました。隅田川の川べりでも、そんな光景が見られたでしょうか。全国の凧好きな人たちが集まって1969年に発足した「日本の凧の会」。発起人は日本橋の洋食の老舗たいめいけんの故・茂出木心護さんです。たいめいけんの5階には珍しい「凧の博物館」があって、さまざまな凧が展示されています。
茂出木心護さんはたいめいけんの初代社長、子どもの頃から凧が大好きで、収集した凧は3,000点以上、館内は壁も天井も凧がいっぱいです。展示はオリジナルの江戸凧で、江戸凧は江戸時代に鎖国の元、庶民と武士の中から生まれました。
12月29日(土曜日)には凧市も開かれます。今年はお気に入りの凧を買って、新春の空に揚げましょうか。こちらは昨年の凧市の様子です。
凧市は 2018年12月29日(土曜日) 10時~15時
東京ベルサール日本橋タワー広場にて開催。
凧の博物館 中央区日本橋1-12-10 たいめいけん5階
11:00~17:00 日曜・祭日は休館