国宝が並ぶ館蔵品展。
写真で観るよりも、展示品はライブで見るかどうかが
経験として大きく違ってくるでしょう。
国宝の茶室「如庵」を再現した展示ケースで、
「国宝 志野茶碗 銘卯花墻」を取り合わせているところは
いろいろ実感できるのではないでしょうか。
茶碗の前後左右だけでなく、見込みから高台のつくり
まで全方位にわたって創意があり、見どころです。
片桐石州によって付けられ箱書には、
「やまざとの うのはながきのなかつみち
ゆきふみわけし ここちこそすれ」
志野釉を雪と花に見立てたのでしょうか。
素晴らしい歌ですね。その通りの姿でした。
恒例となった「国宝 雪松図屏風」も公開されています。
ぜひ足を運んでこの希少な国宝をご覧になっては
いかがでしょうか。
◆三井記念美術館
東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号 三井本館7階
国宝 雪松図と動物アート
2019年1月31日(木)まで