織田有楽斎(織田信長の実弟)が建てた茶室「如庵」は日本三名席のひとつです。
<犬山市 2016年撮影>
幾多の移転を経て現在犬山市に落ち着いていますが、
その趣を三井記念美術館にて体験できます。
三井家にゆかりのある国宝茶室「如庵」の室内を再現した展示ケースに、
今は、「国宝 志野茶碗」が展示され見応えあります。
二畳半台目なので広くはないと思っていましたが、
実際の空間は広く感じますね。
筋違いの囲みが広く感じさせる一因になっているのでしょう。
そして、茶道口周辺へのゆとりにつながり、
給仕がしやすくなる使い勝手のメリットもあるようです。
用と美を兼ね備えた茶の湯の空間を翫賞しました。
併設されるカフェで余韻のひと時。
甘い和菓子を食べて、そのあとに抹茶を飲む。
とても安らぎますね。
◆三井記念美術館
東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号 三井本館7階
国宝 雪松図と動物アート
2019年1月31日(木)まで