『ギフト、そして自分も楽しむ』をビジブルに取材します、rosemary sea です。
文明堂 日本橋本店さん、その歴史につきまして、今回は触れたいと思います。
「カステラと文明堂さん」と「文明堂さん 歴史年表」の2部構成でご紹介します。
今回も株式会社文明堂東京 日本橋本店 星野本店支配人にお世話になりました。
それでは・・・
(スペイン駐日大使館にて、文明堂主人とフランシスコ カステリオ大使)
カステラと文明堂さん
カステラはスペインの「カスティーリャ王国のお菓子」という触れ込みで、16世紀に南蛮貿易の港として賑わう長崎に伝わりました。
文明堂さんは1900年に九州長崎で創業。
皆さんご存知のとおり、長崎は我が国が鎖国をしていた江戸時代も唯一のヨーロッパとの貿易港として栄えました。
文明堂さんはスペイン・ポルトガルより伝わり長崎で育ったカステラを、日本のお菓子として広めました。
吟味された素材と熟練職人の技による菓子づくり。
文明堂さんはそこから生み出される美味しさに、真心を添えてお届けします。
憩いのひとときに彩りを添えたい、それが創業以来受け継がれてきました文明堂さんの想いです。
全てはお客様の笑顔のために。今も、これからもずっと・・・。
(昭和26年頃の日本橋本店風景)
文明堂さん 歴史年表
【天文年間】
スペインよりポルトガル船で、長崎の地にカステラが伝来。
【1900年(明治33年)】
中川安五郎さん、長崎丸山町にて文明堂創業。
【1914年(大正3年)】
東京で開かれた大正博覧会で、カステラ出張実演販売を行う。
【1922年(大正11年)】
安五郎さんの実弟・宮﨑甚左衛門さんが東京へ進出。上の黒門町に東京1号店出店。これが東京文明堂の創立となります。
【1923年(大正12年)】
関東大震災により店舗焼失。一時長崎へ帰りますが、再び上京し麻布箪笥町に出店。
同年、炭焼釜・ガス釜に代わる電気釜を開発。
【1924年(大正13年)】
全国初となるカステラ実演、併せてカステラの2割増量、いわゆる「オマケ」を始める。
【1925年(大正14年)】
宮内省、現在の宮内庁の御用達(ごようたし)を賜る。
【1935年(昭和10年)】
電話帳の裏表紙全体に「カステラ一番、電話は二番」と、大きく宣伝を出す。
【1941年(昭和16年)】
物資不足でオマケ中止。
【1945年(昭和20年)】
東京大空襲で店舗焼失。
【1950年(昭和25年)】
カステラの製造、三笠山の実演販売を再開。
テレビコマーシャル開始。
「♪カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂。カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂ー♪。」
【2000年(平成12年)】
文明堂創業100周年を迎える。
【2013年(平成25年)】
文明堂 日本橋本店さん、リニューアルオープン。
現在に至ります・・・。
文明堂 日本橋本店
日本橋室町1-13-7
03-3241-0002
無休
営業時間 平日 9:30~19:00
土・日・祝日 10:00~19:00
日本橋三越さんのライオン像のある角、COREDO室町1とCOREDO室町3の間の江戸桜通りの右側を歩き、COREDO室町2の建物が切れるところの向かい側です。
文明堂東京さんのホームページはこちら