西洋絵画専門の画廊として1969年にオープンしたギャルリーためながが創業50周年を迎え、創業当初より紹介してきたポール・アイズピリの展覧会が2月14日から始まりました。為永さんのご挨拶で「50周年企画の最初に採りあげるのはアイズピリ以外は考えられなかった」とお書きになっているように画廊とはご縁の深い作家です。
アイズピリといえば子供、飛行機、自転車、魚、鳥、そして勿論花とサントロペ、ベニスなど、暖かい色彩の軽やかな作品が多く、個人的には住まいに飾るのはアイズピリがいいなといつも作品を見ながら感じています。(買えると更に嬉しいのですが)。40点も並んでいて見ているだけで幸せな気分にさせてくれます。
創業者の為永清司氏が画廊を開いた1969年は西洋美術館が出来てまだ10年余り、日本人の西洋絵画に対する知識はまだまだの時代でした。当時の日本ではまだ無名だったエコールドパリの画家たち、モディリアニ、ヴァン・ドンゲン、キスリング、シャガールなどを紹介したのもこの画廊です。「創業期からともに歩んだ画家と画商の半世紀の軌跡」を是非ご覧ください。
ギャラリーためなが 銀座7-5-4
TEL 03-3573-5368
10時―19時(日祝は11時―17時)