新川公園の中央大橋のたもとに早咲きで有名な河津桜が3本植わっており、今年も花が咲き始めました。ソメイヨシノと違って1か月にわたって濃い桃色の花が愉しめます。河津桜は1955年に伊豆半島の南岸、河津町で偶然発見されたことがその由来だそうです。
因みに首都圏でこの河津桜が有名なところは千葉県八千代市の「新川千本桜」です。4.2キロにわたって約700本の河津桜が新川という川沿いにあるそうで、偶然同じ「新川」ですが、中央区のこちらは3本。ですが、毎年立ち止まって開花の具合を見る人も多く、地元の人々から愛されています。
ここから歩いて5分くらいの亀島川にかかる高橋の八丁堀側のたもと、埋め立てられた桜川にかかっていた稲荷橋のあたりが近年ちょっとした親水公園になっており、そこにも河津桜が植えられており、こちらも花が咲きました。
今はポンプ場に名を残すばかりとなった桜川に因んで植えたのでしょうか?
因みに桜川は、昔はいわゆる八丁堀といわれ、今の町名の由来となった掘割でした。
新川公園も、また八丁堀のほうも亀島川の対岸の児童公園にソメイヨシノが植えられており、河津桜、ソメイヨシノと続く桜の序曲が奏で始められたようです。