銀座一丁目を歩いていると、幟旗が設置されているのを目にしました。
何かあるのかなと思っていた矢先の2月14日、銀座一丁目の幸稲荷神社で行われた「初午祭」に遭遇しましたのでご紹介します。
初午(はつうま)とは、2月の最初の午の日のことで、初午祭は、稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に初めてご鎮座になった和銅4年2月の初午の日をしのび、大神の広大無辺なるご神威を仰ぎ奉るお祭です。
当日は、日枝神社から宮司さんに来ていただき、祝詞をあげてもらうとのことで、普段、なかなか目の前で見ることのない神事を、緊張しながら眺めていました。
宮司さんに祝詞をあげていただいたあと、地元の関係者と思われる方々が、榊を手に、次々とお参りされました。
一般の方も自由にお参りくださいと声をかけていただき、なんと、私もお参りをさせていただきました。
寒いなか、最後まで見届けた甲斐がありました。
初午に稲荷神社に参拝すると御利益があると言われているそうです。
銀座一丁目にお越しの際には、是非、「幸稲荷神社」に足をお運びください。
~幸稲荷神社について~
江戸時代から銀座一丁目に祀られている神社。(中央区銀座一丁目5ー13)
御祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。須佐之男神(すさのおのかみ)の御子神で、倉稲魂尊(うかのみたまのみこと)と同一神。
詳細な由来は不明ですが、京都の伏見稲荷から勧請され、この地に祀られたといわれています。
江戸時代、刀や脇差の市がたったため、「太刀売稲荷」と呼ばれていた時期もあったそうです。
縁結び、商売繁盛、家内安全にご利益があることでも知られ、明治の大火や、関東大震災、戦災の後も、街に住む人たちの手で再建されてた神社です。