[王冠とあざみ]
2015年6月22日 14:00
築地在住と自己紹介すると、
『築地で一番美味しいお店は何処?』って
質問されることが多いのですが、そのような時には
寿司でも、定食でも、ラーメンでも無く
築地場外市場のイタリアン『パラティーゾ』をオススメしていました。
が、最近では、口コミでもすっかり評判に成って、観光客の行列が絶えず、
席の確保が大変すぎて、地元の人々が立ち寄りにくくなっていたところ。
しかーし、なんと6月初旬、築地7丁目(中央区築地7-10-10) に
姉妹店の『トゥットベーネ』がオープンしました!
薪窯料理、つまりこちらの店舗では、ピッツァもいただけるのです!

イタリアンの魅力は、元来、イタリア地方、それぞれに根付いている
無骨で力強い味わいにあるはずが、
日本の大抵のイタリアンは和風にアレンジされてたり、
上品に進化し過ぎてたりする傾向が...。
けれど『パラティーゾ』『トゥットベーネ』は、そのような風潮に迎合などせず、
これが南イタリアだ! なんか文句あっか!
ぐらいのスタンスと勢いに満ち溢れているのです。
テリー伊藤氏が日本一美味しい!と絶賛し、
『パラティーゾ』で、一躍名物となった
「本日仕入れた貝類とチェリートマトのペスカトーレ風リングイネ」は、
『トゥットベーネ』にも健在です。
訪れた日のペスカトーレには
帆立貝、ムール貝、浅利、蛤、烏賊、手長海老等、
シーフードが何種類も入っていて、、、どれだけの出汁が抽出されているか
美味しさを想像するの容易いでしょう?
手をベタベタにしながら(ワイングラスもベタベタ)
夢中になって貝や殻をチューチュー食すと、もれなく貝塚が出来上がります。


そして当然、薪窯で焼き上げられるナポリピッツァも食べなくっちゃ!
縁が厚くモチモチしていて、
膨らんだ縁に焦げ目が付くのがナポリピッツァの特徴。
ゴルゴンゾーラと胡桃のピッツァは、塩味と甘味のバランスが絶妙です!

この日は、これにて、お腹いっぱいになってしまいましたが
実は、ドルチェも絶品なことを知っているので
後日ランチで再訪した折に、ピスタチオのティラミスでリベンジ。
素朴に見えて、素朴だからこその底力。
ボリュームがあるのに、風味豊かでぺロリといけちゃいます。

『Tutto Bene!』とは、イタリア語で
『すべてうまくいくよ!』『問題ない!』っていう意味だそうですが、
ここで、美味しさと元気を注入したら
本当にそのような心持ちになりましたよ!
