[お江戸のマーシャ・堀内]
2015年8月14日 14:00
この暑き夏のお昼に、小舟町の"舟すし"へお寿司を食べに、散歩がてら、ドラ焼きを買いに出かけました。
慶長8年(1603年)の町割のとき以来、下舟町といい、その後、小舟町となっているようです。
ビルに囲まれながらも、静かな佇まいの中、"ランチのにぎり"をゆるりと頂きました。
(今日は柔らかい北海道の蛸の吸盤のネタあり、ゆずで食す)
カウンターでにぎって貰えるこの贅沢な時間、にぎってくれている大将に"暦の上では、立秋なのに、まだ暑いねー"と話すと、"魚も、このところ、遅生まれなんだ(産卵時期が遅くなっているらしい)"とのこと。
舟すしさんH/P http://www.funazushi.info/
※寿司大図鑑はクリックすると大きく見られます。
堀留公園の脇に、幕末のころから庶民に親しまれてきているドラ焼きなどの"清寿軒"さん、今日は売り切れててはいなかった、ここのアンコ、やめられません。
清寿軒さんH/P http://seijuken.com/?page_id=13
週末のテレビで知った室町一丁目にある、手作り活版印刷の"工房 風里花"を訪ねてきました。
小振りな"婚活名刺"というのは、アイデアですね、地元に勤めながら、この場所を初めて知り、手作りのよさをシミジミとみてきました、なにか名刺を作ろうと思います。
※上2枚の写真は、クリックすると大きくなります。
[お江戸のマーシャ・堀内]
2015年8月13日 14:00
毎年8月7日夕方に、銀座八丁目金春通りで、能楽が舞われていることをご存じでしたでしょうか?
今年で31回目になるということで、少し前半だけですがお寄りしてきました。
五穀豊穣、世界平和を願って、6時から幕開けです。暑さもままならぬ中、少し前に"金春祭り御旅所"
という受付で座席券をもらい、室町時代以降続いている四座一流のなかでもっとも長い歴史を持つ
金春座の能楽者、お囃子の方々の入場です。
この時代の華かやさの先頭を走っている銀座で、600年の伝統を持つ芸能をその場所だからこそ保持していこう
という意気込み、頭が下がります、応援します!
金春通りオフィシャルサイト;http://komparu-ginza.com/
ところで、この場所は、博品館の裏手、そう、赤い鯉が湯船の壁に描かれてる銭湯の"金春湯"があります、
湯温は42度と江戸っ子用ですが、短時間であれば却ってサッパリします。
[お江戸のマーシャ・堀内]
2015年8月 7日 14:00
前回、人形町について書きましたが、まだまだ書き足らないので、書き足します。
親子丼の"玉ひで"の通り沿い(向こう三間のお隣)に、"小春軒" という洋食屋さんがあります。
明治の元勲 山縣有朋のお抱え料理人が始めたお店です。
ものすごく庶民的な気軽なお店です。
前回、私は、夕食用にと、お弁当に詰めてもらって、家で美味しく頂きました。
次は、"江戸火消しからくり櫓"の裏側の通りのお店を紹介します、"俺のフレンチ"があります、そして
おでんだねの持ち帰りのお店"美奈福"です、超庶民的なお店、大阪を思い出します。
今度は、甘酒横町をずっと歩いていくと、途中には懐かしき駄菓子屋さん(元々は、水天宮さんに有った
のですが、移転でここにこられています)、そして、創立140年の明治座(歌舞伎)です。そこの
角を曲がって少し歩くと老舗の刃物屋"うぶけや"さん、私は、切れ具合とヤスリ部分が気に入っている
小型のツメ切を使っています。
こういう個人商店が多く残る人形町が大阪の(下町の)面影があるといったのは、昭和初期~中期を
思い起こさせるものがあるkらでしょうか、店前の植木、防火用水のドラム缶に反応してしまいます
(私は、小さいころ大阪市西区富島町に住んでいました-今は全て川口町になっているようです)。
さて、最後に、この人形町は、江戸時代の明暦の大火(1657年)などを幾多の苦難を経てきた街ですが、
庶民の娯楽でもあった歌舞伎など粋な繁華街、華街としての長い歴史を持っています。
その雰囲気をお伝えするにはと考えてみました、江戸東京博物館にある再現パターンの写真をご紹介して筆をおきます。
*市川団十郎扮する"助六"、
*中村座の歌舞伎小屋
*二八そばの屋台
(二・八=十六文蕎麦は今の価値に直すと400円弱)
[お江戸のマーシャ・堀内]
2015年8月 5日 11:00
三井記念美術館で8/16まで開始されている"フィラデルフィア美術館浮世絵名品展"
へ行ってきました。
江戸中期の明和2年(1765)、浮世絵に色の革命が起こります、浮世絵師・鈴木春信を中心とするグループにより、
多色摺木版画の新しい技術が考案され、"錦絵"が生み出されました。民衆に愛された美術品の
より高度なレベルへの技術進歩だと思います、これは普遍的な価値をより追求した江戸人の息使い
を感じさせるものであり、その道で高みを目指すという日本人古来の特徴が現れていると思いました。
アメリカからの里帰り品鑑賞の機会です、私が好きな作品を掲げておきます。暑さと喧騒の中で
暮らしていると、このような作品を観る事は心が欲することのような気がしてきました、
よろしければ、夏の一時をこの版画と共にお過ごしください。
1.《吉原の花見》鳥居清長
天明5年(1785)フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art:
Gift of Mr. and Mrs. Lessing J. Rosenwald, 1959
展示期間:7月22日~ 8月16日
(Copyright © 2015 Mithui Memorial Museum All Rights Reserved.)
2.《富嶽三十六景 凱風快晴》葛飾北斎
天保元年~3年(1830-32)頃 フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art
Gift of Mrs. Moncure Biddle in memory of Ernest Fenollosa, 1958
展示期間:全期間
(Copyright © 2015 Mithui Memorial Museum All Rights Reserved.)
3.《三代目大谷鬼次の江戸兵衛》東洲斎写楽
寛政6 年(1794)フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art
The Samuel S. White 3rd and Vera White Collection, 1956
展示期間:全期間
(Copyright © 2015 Mithui Memorial Museum All Rights Reserved.)
三井記念美術館 http://www.mitsui-museum.jp/
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