[あすなろ]
2016年12月23日 09:00
落語「御神酒徳利」「宿屋の富」の舞台になったのが馬喰町。
噺の中からも馬喰町が宿場町であった諸相を伝えてくれます。
より一層の賑わいは、いつしか、問屋街に様変わり、
JR馬喰町駅を中心に近代的なビルが立ち並ぶ
オフィス街としても発展しています。
そんな中、往時を偲ぶかのように、宿泊施設が誕生しました。
<トレインホステル北斗星>
惜しまれつつも引退した寝台列車「北斗星」の車内備品を
利用したホテルがJR馬喰町駅直結ビルにできました。
憧れの存在だったブルートレインを体感できる新感覚の
宿泊施設です。宿泊費も2500円からととてもリーズナブル。
寝台車の雰囲気に浸りたい方、ご利用されてみてはいかがですか。
◆Train Hostel 北斗星
所在地:東京都中央区日本橋馬喰町 1-10-12
アクセス:JR総武線快速「馬喰町駅」4番出入口直結
[あすなろ]
2016年12月20日 09:00
冬の風物詩であるイルミネーション。
各地では趣向を凝らした電飾で、楽しませてくれますね。
そんな中で人形町でも「らしい」イルミネーション。
<人形町通り からくり櫓と提灯>
年の瀬の忙しさ、賑わいも感じますが、
どこか心を和ませる雰囲気がありますね。
山茶花が見頃を迎えそうです。
<水天宮通り 石灯籠>
寒気厳しき折柄、体に気をつけてお過ごしください。
◆人形町 歳の市
2016年12月下旬
◆初水天宮
2017年1月5日(木)
[あすなろ]
2016年12月12日 09:00
あくる日は 夜討ちとしらず 煤をとり.
江戸城のお煤納めが13日に行われ
これに習って江戸市中でも「正月事始め」として
新年を迎える準備を始める日としていました。
夜討ちは、14日赤穂浪士の討ち入りですね。
<喜多川歌磨 武家煤払の図>
煤払いが終わると、翌日からは注連飾りや羽子板などの
縁起物や正月用品を買い求める歳の市が始まりました。
現在も残るのが薬研堀不動尊の歳の市です。
<歳の市 昨年の様子>
そろそろ大掃除を始めて、28日までには松飾りをしようかと思います。
◆薬研堀不動尊納めの歳の市・歳末大出庫市
開催期間:2016年12月26日(月)~28日(水)
◆浮世絵画像提供:東京国立博物館
[あすなろ]
2016年12月 4日 18:00
江戸の中頃、毎月末(晦日)に労をねぎらったり、健康長寿など
の願いを込め、「三十日蕎麦/晦日蕎麦/みそかそば」
を食べる習慣がありました。
そばを食べる晦日は、年末の大晦日だけになってしまいましたね。
閑話休題、都会の喧騒の中でふと落ちつける時間を求め、
ふらふらと。
純和風の落ち着いた店内。趣があります。
日本蕎麦三大系譜の藪、更科、砂場の一つ、室町砂場。
こちらの看板メニューは元祖「天ざる」「天もり」。
冷たいお蕎麦のざるやもりに、
かき揚げを入れた温かい汁をつけて頂くもの。
ここでは、更科粉で打つのどごしの良い「ざる」、
一番粉の香り高い「もり」となります。
「蕎麦前」も楽しめる心地よさ。
前酒を熱燗でいただき、蕎麦をつるつるっと。
日本の文化をご賞味ください。
◆室町砂場
東京都中央区日本橋室町4-1-13砂場ビル