[あすなろ]
2017年10月29日 16:00
本に親しむ読書週間中です。
まちの図書館は、そのまちに暮らす人たちのニーズを
把握し、それに応えていく身近な情報の入り口といった
存在でしょう。そして、多様な催しなどを通じて
新しいコミュニティを模索しているように思います。
今年の4月に新しくなった日本橋図書館で催しがあります。
「日本橋の神社展」
日本橋地域にある神社の祭神や由緒などを写真や地図
で紹介し、関連書籍がキュレーションされています。
この他にも、常設の日本橋コーナーや江戸、東京、中央区
に関する歴史・地誌も充実しています。
身近な図書館の機能と特徴を理解して、上手に活用
したいですね。
◆日本橋と神社展
日時:10/27(金)~11/23(木)
場所:日本橋図書館 展示コーナー7F
東京都中央区日本橋人形町1-1-17
[あすなろ]
2017年10月16日 16:00
江戸中期から続く、日本橋恵比寿講べったら市。
日本橋界隈の商家が商売繁盛を願って恵比寿神を祀る
お供えのため、市が立ったのが始まりです。
※写真は昨年の様子
宝田恵比寿神社周辺には多くの露店が軒を連ね、
夜は提灯が彩り、19日はお神輿が出て、独特の雰囲気を
醸し出します。
べったら漬けは、「運がべったり付く」と、縁起の良い
言われもあります。
伝統を味わってみてはいかがでしょうか。
◆日本橋恵比寿講べったら市
開催日:10月19日(木)~20(金)
[あすなろ]
2017年10月11日 16:00
小さい橙色の花を咲かせる金木犀。
芳香によって花が咲き出したことに気付きますね。
学名の Osmanthus は、osme/香りとanthus(anthos)
/花、に由来。
江戸時代に 編纂された本草図譜では、「九里香」の
別名があり、どちらも花の様子が伝わってきます。
存在感を放つ甘い香りが、どこか懐かしく、
澄んだ心地にさせ、秋が来たなぁと感じさせますね。
境内で小さい秋を見つけました。
金木犀は、公園や、街路樹などにあることも多いです。
開花時期は、環境によって異なりますが、
9月中旬から10月中旬です。
この時期、優しい香りに包まれながら
散策されてみてはいかがでしょうか。
◆日本橋日枝神社
東京都中央区日本橋茅場町1丁目6番16号
[あすなろ]
2017年10月 7日 16:00
10月10日は銭湯の日。
江戸最初の銭湯は、天正19年(1591年)銭瓶橋のほとり
現在で言えば、日本橋の常盤橋公園の前あたりに開業
されました。
江戸の町は、関東ローム層の地質と風の強さから
埃っぽく、人々は銭湯へ通い、銭湯の数も増えました。
八丁堀の銭湯には、女湯なのに刀掛けがあった
七不思議の話があります。
それは、混雑する朝の男湯を避け、同じ時間に閑散とし
た女湯を留湯(貸し切り状態)にして、八丁堀の与力
同心が入り、隣りの男湯から聞こえる話に耳を傾け
情報収集を行なっていました。
さて、現在の八丁堀近くにある銭湯、入船湯。
刀掛けはありませんが、変わって見事なタイル絵があり
ます。4代目歌川国政が描いた浮世絵を陶板に焼付けた絵
です。熱めの湯につかりながら鑑賞されてはいかがで
しょうか。10日はかわり湯が実施される予定です。
◆入船湯
東京都中央区入船3-6-14
東京メトロ日比谷線、JR京葉線「八丁堀」A1出口徒歩7分
[あすなろ]
2017年10月 6日 18:00
日本橋には、平安時代前期より由緒があり、
徳川家康公からも崇敬された、福徳神社が鎮座しています。
境内東側に隣接する「福徳の森」は、日本橋再生計画
において、一年前に森開きされました。
オフィスビルや商業施設が立ち並ぶ中に、四季を感じ
させる居心地の良い空間です。
周年を記念して、
駒札の授与と日本酒が振る舞われました。
ライトアップされた福徳神社。
気品のある美しさです。
◆福徳神社(芽吹神社)/福徳の森
東京都中央区日本橋室町2-4-14/2-5-10