中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

まち歩きツアー「東京証券取引所コース・第2回」

[坂の上のねこ] 2010年10月15日 09:00

10月13日(水)、特派員の柳さつきさんと一緒に、まち歩きツアー「東京証券取引所コース」のお手伝いをしてきました。このコースは7月14日にも行われており、今回は2回目です。1回目については、三日月さんの記事をご覧下さい。

 

朝、東京証券取引所に到着すると、すでにはとバスでやってきた高知県の高校生がたくさん。遠くからも見学に来るのですね。それにしても、社会科見学と言えば、新聞社と国会議事堂が定番だった私たちの世代。高校生の証券取引所見学に、日本人の「投資」に対する意識の変化を感じました。

 

最初に見た紹介映像では、アイドル風の女の子と天使のアニメキャラクターが案内役。若い世代の来場者が増えているということでしょうか。また、海外からの見学者向けに、英語版、中国語版もありました。株式投資に関心があるのは「日本のおじさん」だけではなさそうですね。

 

PA130123.JPG  PA130123 (2).JPG 

左:まずは映像で基本のお勉強。日本語・英語・中国語版があります。

右:見学者には案内冊子も配布。写真とイラスト入りで読みやすい。

 

次に、東証の方が所内を案内して下さいました。

PA130134.JPG  PA130136.JPG

左:暗くてよくわからないと思いますが、上部の真ん中に鐘が見えるでしょうか。これは1930年代に取引開始と終了を告げるため毎日使用されていた鐘です。現在は、新年の大発会、年末の大納会、そして新規上場の時だけ鳴らされます(皆さんもニュースでご覧になったことがあると思います)。

右:透明で公正な取引が行われるよう、常に東証のスタッフが監視しています。

 

フロアーに降りると、前回に引き続き今回も「歓迎 中央区観光協会まち歩きツアー」の特別メッセージが。

PA130141.JPG 最後はパソコンを使った仮想株式投資ゲーム。株価を見ながら、次々入ってくるニュース速報に即座に対応して株式を売買するゲームです。一時も目を離せず、しかも素早く売買しないと他の人に先を越されてしまうので大変。実際のトレーダーはトイレにもなかなか行けないのでしょうねえ。ちなみに結果は柳さつきさんが1位。さつきさん、懐が暖かくなったところで、またいろいろな中央区のおいしいお店に行ってレポートして下さいね!

PA130145.JPG  PA130146.JPG

写真はいずれも仮想株式投資ゲーム「LIVE」の画面。銘柄もニュースも架空ですが、何といっても一番の架空は最初に1000万円の資金が与えられることかも・・。

 

さて、最後のお楽しみはやっぱりお買い物。1階のミュージアムトショップでは、Tシャツやマグカップ、ベースボールキャップ、文具など、東京証券取引所のロゴ入りグッズが販売されています(しかもどれもお手頃な値段!)。他では入手できない貴重なグッズばかりですので、見学の記念やお土産におすすめです。

PA130151.JPG  PA130152.JPG

 

 

◎特派員の商店街訪問(第10回)◎一年中イベントが盛りだくさん/月島西仲共栄会商店街振興組合

[坂の上のねこ] 2010年10月 8日 16:45

商業の中心地・ 中央区 には元気な、にぎわい商店街が数多くあります。

地元から愛され、住民とともに栄え、親しみのある商店街を、特派員が訪ねて、見て、聞いた商店街の"今日そして明日"。そのイキイキとした魅力と活力、とっておきの情報などをお伝えしている、 中央区 の商店会・商店街を紹介する「特派員の商店街訪問」第10弾です。

*******************************************************

◎特派員の商店街訪問(第10回)◎

一年中イベントが盛りだくさん /月島西仲共栄会商店街振興組合

 

いつ訪れてもたくさんの人で賑わっている、通称「もんじゃストリート」こと「月島西仲通り商店街」。

 

その舞台裏を支える「月島西仲共栄会商店街振興組合」理事長の小林正太郎様、副理事長の村田耕作様にお話を伺いました。村田様は「月島もんじゃ振興会協同組合」の理事長もなさっています。

PA060092.JPG  PA060093.JPG

月島西仲通り商店街。屋根つきアーケードで歩きやすく、道路が清潔なので買い物が楽しい。

小林様(左・インテリアショップのご主人)と村田様(右・もんじゃ屋さんのご主人)。

 

Q: まず、商店街の歴史と成り立ちを教えて下さい

A: 昭和25年 (1950年) 頃、露天や屋台が並び始めました。当時は、主として鮮魚などの食料品や生活用品が販売されており、地元の住民や周囲の工場で働く人々に利用されていました。

次第に店舗の数も種類も増えて、昭和38(1963)年当組合を創立。商店街として成長する中、昭和63年(1988)年に地下鉄有楽町線・月島駅が開通すると、地元だけでなく各地からお客様が訪れるようになりました。ちょうど同じ年、商店街アーケードの屋根をすっきりとしたデザインでかつ頑強なものに改装し、雨風や日差しを気にせず買い物を楽しめるようになりました。

また、その頃からお客様の「月島に行ったらもんじゃを食べたい」とのリクエストが増えたこともあり、もんじゃを食べられるお店が次々と生まれました。

 

Q: 商店街の規模・しくみを教えて下さい。

A: まっすぐ伸びた西仲通りの約500メートルの間に、現在128店舗が並んでいます。北から1番街、2番街、3番街、4番街と名づけられていて、「十一(といち)会 (1番街)」、「二盛会(2番街)」、「二十日会(3番街)」、「商和会(4番街)」がそれぞれの活動を支えています。全店舗の半数近くがもんじゃ店です。

 

Q: どのようなお客様が多いですか。

A: 7割が女性です。週末はやはり家族連れが多く、3世代で楽しくもんじゃの鉄板を囲んでいる姿もよく見かけられます。

平日の昼間は修学旅行の学生に人気があり、その9割は中学生。青森から九州まで、各地から年間約3万人の学生がやってきます。月島西仲通り商店街は治安がよく、通りがまっすぐでわかりやすいので、生徒たちが自由に歩き回るのにぴったり。先生方も安心です。

一方、平日の夜は、銀座・丸の内・お台場などで働く皆さんが、仕事帰りに回り道をして、お腹を満たしつつ疲れを癒しています。月島に来ればオフィス街の緊張感から開放されますし、都心の繁華街と比べるとずっと少ない予算で楽しめるので、最近は特に人気が高まっています。

 

Q: 商店街で行っているサービスなどはありますか。

A: 月島観音の縁日にあたる毎月27日に「びっくりセール」を開催しています。各店の人気商品をお得な値段で買えますよ。また、ハッピーカードを作っておくと、普段から買い物するたびにポイントがたまるので、楽しみが増えます。

 PA080092 (3).JPG ハッピーカード

 

Q: イベント情報を教えて下さい。

A: 年間を通して盛りだくさんのイベントを企画しています。2月の豆まき、4月の花まつり、6月のさくらんぼまつり(山形県東根市との共催・さくらんぼの種飛ばし大会も!)、 7月の月島草市、10月のよりどりみどり市、12月の歳の市などなど。ちなみに、月島もんじゃ振興会協同組合として、春と秋にありがとうフェアを開催。ありがとうフェアでは海外旅行券などが当たるくじ引きが人気です。夜10時までくじ引きができるのでぜひ参加して下さい。

 

では、今回のインタビューで入手した、この時期のとっておきイベント情報をご紹介しましょう。

 

<よりどりみどり市>

10月11日(月・正午~午後5時)。あらかじめチケットを買っておくシステムなので、子供たちも楽しめますね。 

PA070104.JPG<月島観音60周年>

10月17日(日)。商店街の中にある月島観音は善光寺の分像なのだそうです。今年は60周年の記念行事があり、稚児行列などが予定されています。

 

<もんじゃ祭り>

11月14日(日)。もんじゃの曲に合わせて、12:30、14:30の2回、パレードが行われます。優勝めざして各連がどんな踊りを披露してくれるでしょうか。尚、11月14日に行われるのは秋プレ祭り。来年3月20日・21日には本祭りが開催されますのでこちらも乞うご期待。 

PA080092.JPG

             踊り手たちが手にしているのは・・もんじゃのはがし!

 

また、西仲通り商店街は、これからシーズンを迎えるランニング大会や自転車ツアーの通り道としても人気があり、商店街の皆さんが麦茶などを用意して参加者をサポートして下さっているそうです。

 

Q: 最後に一言お願いします

A: 月島西仲共栄会商店街振興組合では、商店街および地域の活性化のために様々な活動を行っています。商店街を取り巻く厳しい状況が日々ニュースなどで伝えられていますが、月島西仲通り商店街では、年間を通して様々なイベントを企画したり、修学旅行生をはじめ全国各地からお客様をお迎えして、買い物や飲食を楽しんでいただいています。もんじゃはすっかり有名になりましたが、これからは「世界にはばたくもんじゃ」として世界中に発信して行きたいと思っています。

 

筆者は月島の隣の佃に住んでいるので、西仲通り商店街によく行きますが、歩行者に親切なストリートの造り、治安のよさ、わかりやすさ(振興組合作成の月島ショッピングマップをもらうとよいでしょう)、500メートルという程度な規模など、ゆっくり歩きながら買い物を楽しむのに最適な条件が揃っています。遊びに来た家族や友人を案内するのにもぴったり。子供からお年寄りまで安心して楽しく過ごせます。もんじゃ以外にも、雑貨屋さん、食品店、酒屋さん、花屋さんなど、様々なお店が並んでいて日用品はすべてここで揃います!ふらっと行くのもよし、イベントに合わせて訪れるもよし、気軽に何度もいらしてみて下さい。

最後になりましたが、小林会長様、村田副会長様、お忙しいところ本当にありがとうございました。

 

 

 

男たちの手仕事展 vol.6

[坂の上のねこ] 2010年10月 6日 11:00

皆さんご存知のとおり、銀座界隈には、たくさんの画廊やギャラリーがあります。

今日はそのひとつ、ギャラリー悠玄で開催されている「男たちの手仕事展 vol.6」をご紹介しましょう。

 

その名のとおり、作品は全て男性アーティストによるもの。骨太でワイルドな雰囲気かと思いきや、会場には繊細で美しい作品がたくさん並んでいました。

PA050092.JPG

会場前の案内ボード: 陶器、アクセサリー、ガラス、金工、バッグ、オカリナ、家具など様々な作品が紹介されています

 

  PA050100.JPG  PA050096.JPG   PA050099.JPG 

 写真は全て戸塚幸治さんの作品。お仕事で多忙な中、限られた時間をやりくりして創作に取り組んでいるそうです。

 

PA050103.JPG  PA050102.JPG 

優しさと渋さを兼ね備えた作品の表情に、作った人の生き方が映っていますね。

戸塚さんの作品のオリジナリティのひとつは、写真右のランプシェード。緻密な計算に基づいてひとつひとつ丁寧に開けられたスリットから、幻想的な光が生まれます。

 

「男たちの手仕事展 vol.6」は10月10日(日)までの開催。

時間は11:00~19:00(最終日は~17:00) 会場の地図はこちら 

皆様もぜひ会場にいらして芸術の秋を楽しんで下さい。

 

 
1