[下町トム]
2014年4月21日 16:00
浜離宮恩賜庭園は東京でも指折りの見どころある公園ですが、今の時期は「浜離宮花と緑の集い」(5月6日まで)が開催され、中央区の在住者は入園整理券を持参すると無料で入園できるのでとても良い機会です。
ちょうど、4月19日(土)~20日(日)は「お江戸文化村in浜離宮恩賜庭園」というイベントが催されました。中央区商店街連合会が主催し、中央区観光協会も後援しました。江戸時代の情緒に触れながら食や遊び、工芸品にも触れてうららかな休日を楽しむという企画です。
イベント会場ではアトラクションが催されたり名店の出展ブースが並んだり、多くのお客様が訪れていました。中央区観光協会のブースも設けられ、「投扇興」を体験するコーナーでは楽しそうな声も響いていました。
園内では、サトザクラがそろそろ見納めの時季になりましたが、藤が咲き始めたほか、木々の緑がいっそう濃くなって一気に初夏の香りが充満しつつあるようです。ちょうど今頃は晩春から初夏への移り変わりにあたり、暖かな日差しに包まれる反面、時々海から肌寒い潮風が流れてきたりして、この季節ならではの感覚を得ることができます。
もう少しするとアジサイや花菖蒲も楽しめるようになるでしょう。爽やかなこの季節の彩りを楽しむのには好適な場所です。
お薦めの散歩コースは、浜離宮の行き帰りに銀座や築地方面へ足を延ばすことです。自然の草花に親しんだ後に、すぐ近くで都会らしい雰囲気をまといながらショッピングや食事を楽しむことができるのもまた中央区の持つ魅力の一つです。
いい季節になりました! どうぞ皆さんもお出かけになってみてください。
[下町トム]
2014年4月 3日 11:00
ぼくは無類の麺好きですが、なかでも特に"蕎麦"が大好きです。昨年、NPO江戸ソバリエ協会認定の"江戸ソバリエ"の資格を得ることができましたので、一層蕎麦の魅力に惹き込まれている昨今です。
中央区には人気の蕎麦屋さんがたくさんありますし、蕎麦にかかわる歴史や文化もところどころに残っているはずです。これから時々区内のそんな蕎麦文化を訪ねて、皆さんとともに魅力を再発見していきたいと思います。
第1回めの今日は、東銀座に最近オープンした〔蕎麦リストランテna-ru〕をご紹介します。既にテレビ番組でも紹介され注目されている店です。そのおしゃれな外観はとても蕎麦屋には見えないのですが、中に入ってみると何とも居心地がよく、清潔感あふれる内装や調度にはセンスが感じられます。
さまざまな創作料理も素敵だし、日本酒も厳選された銘酒が揃っています。相談すると料理に合うお酒をアドバイスしてくれます。そして蕎麦をイタリアンな味付けでいくつかの種類で楽しむことができます。例えば濃厚なチーズが蕎麦に合うなんて不思議な気がしますがこれもベースの蕎麦の味がしっかりしているからなんですね。
もちろん、もりそばにして蕎麦そのままにしていただくのもいうことありません。つけ汁に少しオリーブオイルを垂らすというのもこの店のお薦めの食べ方です。
3月からランチタイムも始まりました。千円ほどでうまいそばと小さなどんぶりものが楽しめます。
若くてかっこいい新進気鋭の店主が確かな腕と意欲ある姿勢で臨んでいます。〔中央区観光協会〕事務局の入居する〔京橋プラザ〕のすぐそばですから、皆さんもぜひ一度お立ち寄り下さい。新しい蕎麦の楽しみ方を見つけることができるかもしれませんよ。