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初冬の並木道・中央通り

[小江戸板橋] 2012年12月18日 14:00

クリスマス・プレゼントを選ぶために、日本橋から京橋・銀座へと歩いてみました。

風の穏やかな冬晴れの下で、コートのボタンを外し、日向ではそのコートを小脇に抱えるくらいでした。

中央通りを南南西に進みます。

途中、交差する通りへもふらりと入り込みます。

折れ曲がるきっかけは、街路樹です。

都市の美しい景観をつくり出す並木道。

中央区には、30種類を超える多様な街路樹・並木があるんです。

 

この時期、一番輝くのは、イチョウ並木。

高層ビルが四角に切り取った青空を背景に、明るい黄色の色彩が、すっと伸びています。

うーん、すがすがしい。

風に舞い、歩道を敷き詰めたイチョウの葉は、太陽の光を反射し、艶やかな光沢を生み出しています。

最も初冬の東京らしい風景です。

 

マロニエの落ち葉は、一枚一枚が大きく、子供のようにその上を歩くと、ザッザッと楽しい音がします。

プラタナスは、多彩に変化した茶色の葉を、まだしっかり枝につけています。

こんな渋い色合いを、シャツや上着にして着こなすことができたら、一目置かれる大人になるかな。

同じ街路樹でも、銀座の象徴であるヤナギは、青々と緑の線をそよがせていました。

 

すっかり葉が落ちた木々には、よく見るとLEDライトが巻きつけられています。

日が沈めば、幹から枝先へと光が踊りだすのでしょう。

このシーズンならではの楽しみに、「イルミネーションの仕掛け探し」があります。

建物の入り口に、柱や壁に、木々の表面や植え込みの中に、仕込まれた配線や電球を探すのです。

太陽の下で、そんな仕掛けを見つけると、かすかな自己満足が生じます。

もちろん、夜の帳が下りてから、輝くイルミネーションを見に来るのですが、その光をつくり出す技術や職人技が、仕度を整えている姿を見つけ出すのは楽しいものです。

中央通り(銀座通り)は、夜になると「ヒカリミチ」の愛称を持つ、イルミネーションに包まれます。

来年1月6日まで開催しているんですよ。

 

歩行者天国の通りは、テレビ番組の中継をしていたり、海外ブランドをPRするイケメン集団がいたりと、面白いです。

あっ。福引きの当たりの鐘が鳴っていますよ。

 

 

 
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