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江戸時代の佃島・石川島

[ジミニー☆クリケット] 2011年6月 3日 21:18

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fuji葛飾北斎「富嶽三十六景 武陽 佃嶌」 wave

江戸時代は、ほんとにこんな小さな島(埋め立て地)だったんですねship

以前、石川島資料館(中央区佃1-11-8)に行った時、佃島・石川島の歴史が、その埋め立ての変遷とともにわかりやすく説明されてあったので、図書館でもっとくわしく調べたいなと思ってさがしていたら、ありましたsign01しかもおひざ元の中央区立京橋図書館地下2階の地域資料室にflair

書籍名は、「江戸城下変遷絵図集-御府内沿革圖書-」、編者・監修者は、「幕府普請奉行(!)編解説監修朝倉治彦」、出版社は原書房。全20巻の8巻目に、佃島の変遷がわかる絵図が載っています。

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upwardright【1673年以前】石川島は、もともと隅田川河口の鎧島(よろいじま)を船手頭石川八左衛門が拝領して屋敷を構えて以後、石川島と呼ばれるようになったらしいです。

佃島の佃小橋って、昔からあったんですねhappy01

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upwardright【1790年】人足寄場ができました。ちなみに、人足寄場の提案者は、江戸の火付盗賊改方長官の"鬼平"こと長谷川平蔵だそうです。

人足寄場は、軽犯罪者等の社会復帰施設(≒更生施設、職業訓練所、療養所)だったそうですよshine

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upwardright【1792年】石川さんちが人足寄場附増地になってます。

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upwardright【1862年】全島が人足寄場になってます。

とにかく、この本は、まさに江戸城下の土地(利用)の変遷をとても丁寧に見せてくれていて、読み始めると(ながめ始めると?)、時間がたつのも忘れてハマっちゃいますgood

ご参考までに、中央区立京橋図書館は、中央区役所内地下1,2階にあり、平日利用時間は9時から20時までですが、地域資料室は17時までですdanger

 

 

東京メトロ銀座線三越前駅ぶらり

[ジミニー☆クリケット] 2011年6月 1日 08:30

 以前から、駅名に私企業名の「三越前」ってすごいよなあと思っており(東武鉄道の東武動物公園駅や西武鉄道の西武球場前駅とはちょっと違いますよねwink)、それは、駅を作るとき、三越さんが駅を作るお金を(当然デザインも)出したからだ、というようなことを聞いて、へぇーと驚き納得した記憶があります。

 確かに、駅自体は古めかしく、大理石の柱やら、他の駅と雰囲気が違っていたような・・・ということで、駅自体を見に行くという目的で三越前駅に行ってきましたrun

 

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 まず、三越本館脇の地下鐵入口がこんな感じですflair


 

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地下通路に下りると、大理石の柱の装飾が凝ってますshine


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  ホームに下りると、壁の三本線は"三"越からの三本線sign02


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駅名のデザインも東京メトロの他の駅と全然違いますsubway


 駅ができた当初、日本初の駅構内エスカレーターも設置されていたそうですよgood

 駅のホームに下りた瞬間から、「三越にぃ、来たぁーsign01notes」という気分にさせるしくみが、80年前に作られていたんですねぇ(感動)happy01

 

 

 
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