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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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「芸術祭十月大歌舞伎」開幕ー歌舞伎座

[滅紫] 2013年10月 8日 08:22

9月までの若手中心の花形歌舞伎と打って替り秋の本格芝居シーズンを迎えた10月の歌舞伎座は幹部俳優勢ぞろいの「義経千本桜」の昼夜通し公演となりました。今日は3日目、杮葺落とし興行の人気はいささかも衰えないようで「大入」の札が眼を惹きます。10月に入ったとはいえ気温は28度ですすが劇場内は着物姿の方が増えてきました。夜の部の最初の幕「小金吾討死」は歌舞伎の立ち回りの中でも華麗さで知られていますが、演じる梅枝さんは初役。先月の薄雪姫を演じていた人とは思えない凛々しさです。「すし屋」の幕間で隣の方に声をかけられました。伺うと90歳になられるそうで、歌舞伎座が建替休場に入った時は「もう無理かな」と思っていたが、新開場でまた舞台をみることが出来て本当に嬉しい!と仰っていました。

 

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初代の吉右衛門さんや伝説の十五代目羽左衛門さんも「生」でご覧になっているそうで「顔も勿論ですが何といっても口跡と「間」がよかった」とのこと。「菊吉爺」とはいうものの何とも羨ましい。うんと長生きして「孝玉婆」と私も呼ばれたいものです。「四の切」は70歳を超えた菊五郎さんです。狐のあの軽やかな動きをどうするのかと興味津々でしたが流石に手馴れたお役で余りお歳を感じさせず、「海老反り」には驚嘆。

幕間にのぞいた売店では2014年「歌舞伎カレンダー」(1600円)が登場していて今年も残り少なくなったのを感じさせられました。昼の部は「鳥居前」から「道行」まで。幹部俳優さんたちの熱のこもった舞台を是非ご覧ください。

 

 

千穐楽は25日 お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489 (10:00~18:00)今月の夜の部は16:15の開演なのでお間違いなく。

 

 

「Cafe & Dining 玲」ー銀座の隠れ家Cafe

[滅紫] 2013年10月 7日 09:00

珈琲好きの友人から「美味しい珈琲店」を新規発見!との情報が。早速お邪魔したのは台風一過すっかり秋らしくなった日の午後でした。そのお店は中央通りから花椿通りを少し入ったビルの4階にありました。「ここに珈琲店が?」と初めての人は決して辿りつけない場所です。穏やかな笑顔のマダムに迎えられお話をしているうちに図々しくも何だか以前からお邪魔しているような気分になってきました。カウンターの壁面にはシャンソンの「Parlez-moi D'amour」の歌詞が、そして静かにクラシックが流れていました。

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最初にいただいたのは友人お勧めの季節限定「おとなのかき氷」?!(800円)自家製珈琲シロップに何とヘネシーXOがかかっているというもの。まず鼻腔をくすぐるのは薫り高いヘネシー。「酔っ払ってしまいそう?」と心配しているうちに珈琲とブランデーのミックスした何とも表現し難い大人の味が。。。お邪魔した時には私たち2名だけだったのですが、次々と入っていらっしゃるお客さまは皆さん顔なじみらしく、アトホームな雰囲気です。カウンターとテーブル席併せて20名くらいで一杯になるこじんまりとした空間はまさに「都会の隠れ家」。居心地のよさに次はブレンドコーヒーをいただきました。珈琲を入れるのはご主人、ポットのお湯を少しずつ注ぐ絶妙の手許とフワっと盛り上がる泡は芸術的です。美味しく入れるこつは「フィルターの最後の一滴までは抽出しないこと」だそうです。その前で了えることで「コーヒーの雑味が残らない」とのこと。(次回やってみよう)そしてコーヒーに使用するお水は「阿蘇くじゅうの白水鉱泉」を沸かしたもの。沸かすことで弱アルカリ性になり、すっきりとした味わいになるそうです。コーヒーと一緒に出されたのは同じこの天然発泡水。弱発泡性らしく柔らかいシュワシュワ感が先ほどのかき氷の甘さを消して珈琲本来の味を楽しませてくれます。可愛いマカロン型のクッキーがついて600円。(お替りは300円)。お昼は日替わりのランチも数種類ありメニューはその日のお楽しみとか。「環境健康学トランスレーター」の肩書きをお持ちのマダムは人脈の広さを活かして土曜日は「ジャズライブ」や「論語教室」(樫野紀元先生)「チェンバロとバロック音楽レクチャーコンサート」など多彩なイベントまで企画も盛り沢山。この「銀座の隠れ家」、お友達に紹介するとちょっと「銀座の通」の仲間入りは請け合いです。イベントにご興味のおありの方は詳細お電話でご確認ください。

   

Cafe&Dining 玲

銀座7-6-11ミクニギンザビル 4F TEL3573-4079

http://cafedining-rei.jp/

お昼11:00~19:00 日祝休み

 

 

「中華幸軒」-どこか懐かしい街の中華そばー

[滅紫] 2013年10月 4日 09:00

あの暑さはいつのことだったのか?と思わせるような季節の変わり方の早さですが、涼しくなってくると「やはり温かいラーメンでしょう」というわけで、今日ご紹介するのは築地に事務所のあった友人のお勧め、築地本願寺から数分の「中華幸軒」さんです。

 

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店内はテーブル5,6席のいわゆる街中の中華そばやさん。ご近所のお馴染みさんらしい方たちで一杯です。私はお勧めの「鶏そば」(750円)、友人は「五目そば」(800円)とシュウマイ(5個、500円)をお願いしました。

 

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「鶏そば」はしっかり取った塩味の鶏がらスープに鶏肉が贅沢に入っています。味はしっかりしているのに食感はさらっとしていてしつこくなく中細の麺とのバランスも絶妙です。友人の五目そばもおいしそう。隣の方が召し上がっていた「冷やし中華」もよさそうといただきながら次回はあれにしようかと行儀悪くキョロキョロ。シュウマイもたっぷりした大きさで満足、満足。お店の方のお話によると事務所が移転しても時々懐かしさでわざわざ寄って下さるお客さまが結構多いとか。そんな方の気持ちがよくわかるどこか「昭和」を感じさせるお店です。次回はやはり「ラーメン」かな?

 

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中華幸軒 築地6-6-3 TEL 3541-0447 築地本願寺方面出口から3分 11:00~15:00、17:00~19:00

 

 

 
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