[滅紫]
2014年12月16日 09:00
12月は国立、南座、そしてこの歌舞伎座で今年の見納め。短期間で連続して観たせいか、「首が回らなく」なり(お小遣いが乏しくなったせいかも・・・)花道が見づらい。流石「集客力」抜群のエビ様、本日も満席です。この通しは平成20年に演舞場で初めての上演以来東京ではしばらくぶりの再演。少し趣向が変わって「仮名手本忠臣蔵」のような「口上人形」が出て笑わせてくれます。歌舞伎十八番でお馴染みの「毛抜」「鳴神」「不動」を中心に「発端」「序幕」がついているので筋がよくわかります。『大詰」の朱雀門の立ち回りは見ものです。「粂寺弾正」「鳴神上人」「早雲王子」「安倍清行」「不動明王」の五役を海老蔵さん、「文屋豊秀」を愛之助さん、「雲の絶間姫」は玉三郎さんです。年の瀬の何かと気ぜわしい時期ですが、忙しさをしばし忘れ歌舞伎座でひとときをお過ごしになるのは如何でしょうか?
昼の部は「義賢最期」「幻武蔵」「二人椀久」千穐楽は26日です。
お問いあわせはチケットホン松竹0570ー999-489(10時~18時)
[滅紫]
2014年12月 3日 19:00
渡月橋を渡るのに数時間とか紅葉狩りたけなわです。実りの秋にその年の収穫を祝うのはオクトーバー・フェストやボジョレー・ヌーボなどの新酒祭りやサンクス・ギビングや新嘗祭など洋の東西を問いません。新嘗祭は11月23日宮中や全国の神社で行なわれ、小網神社では新穀と共に神前に供えられるどぶろく(新撰田でその年に採れた新米で醸した濁り酒)を縁の参拝者にふるまう「どぶろく祭り」が11月28日に行なわれました。人形町の駅を降りると笛の音が聞こえてきます。あまり広くない境内にはかなりの参拝者が順番を待っています。小網神社は室町時代に建立の小網山万福寺に祀られていた稲荷社に起源すると伝わる強運・商売繁盛の福の神として信仰を集めてきました。
早速私も。お参りを済ませると隣にはかわいい巫女さんがどぶろくを勧めてくれます。3サイズありました。「どぶろく」はこのために特別に造られているとのことで「他では入手できません」とのこと。一番小さいサイズでいただいたのですがかなりの濃さと強さです。すすきで出来た「強運厄除のみみずく」は有料で授与されます。(2500円)
錢洗い弁天で200円洗いました。数日後には400円になっているかな?などとまたまた馬鹿なことを考えながら帰途に。12:30から奉納される国指定無形文化財に指定されているという「里神楽」は次の予定があって見られず。来年の楽しみに。
小網神社 日本橋小網町16-23 人形町駅A2出口3分