[滅紫]
2015年2月25日 09:00
三津五郎さんの訃報が伝えられた翌日、歌舞伎座へ。昼の部一幕目の『吉例寿曽我』の朝比奈三郎に扮する巳之助さんに「大和屋」の掛け声や暖かい拍手が起きています。そういえば三津五郎さんの工藤祐経も何回も見たことを思い出し、親兄弟が亡くなった翌日も舞台に立つのが役者の仕事とは理解しているものの何だかウルっと来てしまいます。(この後記者会見があったようです)
幕間にロビーに出ると案内の方から「『二の午祭』です。お参りをされた後お汁粉が出ます」とのこと。「あ!今日だったのか!」横の出口からだと歌舞伎座稲荷はすぐです。
お参りして場内に戻ってお神酒と紅白の白玉入りお汁粉をいただきました。
「今日はラッキーでしたね」「歌舞伎座が二の午祭をやってるなんて初めて知りました」と隣の方と話しながらいただきました。私も長らく歌舞伎座に通っていますが、この『二の午祭』に遭遇したのは初めてです。今年は何かいいことがあるでしょうか。どのくらいの量を作ったのでしょうか?ひと幕目の幕間だけだからそんなには要らないのかしら?足りなくなったらどうするのかしら?などと余計なことをついつい考えてしまいます。
『関扉』で小野小町姫と墨染を演じる菊之助さんにうっとり。今を盛りの美しさです。「大伴黒主」も三津五郎さんのはまり役でした。もう舞台で見ることができないのかと思うとしばらくショックが続きそうです。
昼の部のもうひと幕は「毛谷村」、夜の部は「陣門・組打」と「神田祭」「筆屋幸兵衛」です。
千穐楽は26日。
お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489(10時~18時)まで
[滅紫]
2015年2月15日 09:00
「室町砂場」さんは創業明治2年のそば通にはよく知られている老舗ですが、今回ご紹介するのは甘味の「そばぜんざい」です。「そのうち一度」と思っていながらなかなかチャンスがありませんでした。
お邪魔したのはお昼のピークを過ぎた頃、「そちらの席の方が暖かいですよ」と気持ちのよいご案内です。友人は「もり」二枚、私は季節ものの「あられそば」(時価)。「時価」に少々ビビりますが「お鮨屋さんではないので大丈夫かな」とちょっと太っ腹。ぺろりと平らげた後、いよいよ「そばぜんざい」です。「そばがお汁粉の中に入っている」と想像していただけにちょっと吃驚!アツアツのさらし餡とそばを一口いただくと見た目と異なり意外な相性の良さ。「そうか、そば饅頭もあることだし、おそばと餡子の取り合わせはとりわけ珍しいわけでもない」と二人で納得。こちらもあっという間に完食。ちょっとくせになりそうな予感。
「蕎麦屋で甘味?」とご不審の向きも一度お試しあれ!「あられそば」の「時価」が気になる方は今のうちです。
こちらも有名なマッチの2月はこちら。
12か月めでたく貯まったらあらためてご紹介いたします。
室町砂場 日本橋室町4-1-13 TEL 03-3241-4038
11:30~21:00(土曜16時)日祝休み
[滅紫]
2015年2月12日 09:00
[そろそろお茶が切れそう]とうおがし銘茶さんにお寄りして,入れていただいたお茶をいただきながら店内を見ていると「?」赤い缶と白い缶の山が目を惹きました。その名も「お恋茶」。
お店の方に伺うと「バレンタイン用に面白いかと作ってみました!」とのこと。お茶やさんなので「お濃茶」との掛詞がなかなかの洒落。この遊び心がいいですね。「お恋茶」の中身は人気銘柄「しゃん」が70g入っているそうです。デパートさんの地下のチョコレート売り場はこの時期凄い熱気で、年間チョコレート売り上げの7~8割がこの時期に集中しているとか、先週の日経も『人気チョコレートベスト10」のランキングが出ていましたね。知っているブランドが1つしかなかったのでガックリしましたが。今年のバレンタインギフトは目先を変えてちょっと渋めで「お恋茶」なんて如何でしょう。
「お恋茶」缶入り70g 1,080円です。
うおがし銘茶築地新店 3542-2336 10時~18時(日祝休み)