[橘]
2014年12月26日 09:00
今年も大分押し詰まって来ましたね。
両国の薬研堀では恒例の「納めの歳の市」と「歳末大出庫市」が12月27日~29日行われますが、この準備が大分進んでいます。
お不動様の周囲には提灯が飾られました。
又、不動院通り周辺にはポスターや立て看板が既に準備されています。
「歳の市」とは、正月用のお飾りや、門松等を売る目的で立つ市ですが、深川のお不動様から始まり、浅草観音等を経て最後に立つ市が薬研堀なので、「納めの歳の市」と言われています。
又、「歳末大出庫市」は昔の両国・横山町・橘町等(現東日本橋等)の問屋さんや商店が中心となって衣料品や鞄、靴等を安く提供する市です。
もう50年も前になりますか、私が子供の頃は「歳の市」と一緒に「羽子板市」も行われ何軒かの羽子板を売る市が立っていました。羽子板は歌舞伎役者を模した高価な物から、その年のトピックとなった著名人を模した物まで沢山飾られていました。
羽子板には定価が付いているわけではなく、お客さんと売り手の間で交渉が始まるのですが、売り手は値段を口頭で言うのではなく、大きな算盤を弾いて値段を示していくのが子供には珍しかったのを覚えています。又、商談が成立すると、周りのお客さんのお手を拝借して<シャン、シャン、シャン>と手拍子を打つのを見るのも楽しかったものです。
残念乍、いつ頃からでしょうか、羽子板を売る店を一軒も見かけなくなってしまいました。
薬研堀の「納めの歳の市」と「歳末大出庫市」、お時間がある方は是非覗いてみて下さい。
今年は、12月27日(土)~29日(月) 11時~20時 です。
[kimitaku]
2014年12月17日 16:00
晴海通り
黎明橋から晴海トリトンスクエアを左に見てまっすぐ進むと
晴海大橋が見えてきます。
この橋かなり急勾配。
ジョギングや散歩に最適です。
そのまま渡ると豊洲地区に向かいます。
ゆりかもめ。
丸い東電の変電所(ここは海底ケーブルで木更津から送電しています。)と遠く新市場工事現場(築地市場の移転先)が見えます。
右手手前には晴海の倉庫群 レインボウブリッジ 東京湾
竹芝ふ頭 遠くには晴れていると富士山が見えます。
左手はららぽーと豊洲が。
むかし石川島の造船所があったところです。
晴海大橋を渡る手前運河沿いに「晴海臨海公園」ができました。
この公園自転車乗り入れ禁止。
休日にでも 運河(海?)を見ながらの散歩やジョギングに最高です。
その先には スカイツリーもそびえています。
[佐平次]
2014年12月 9日 09:00
日本橋三越の裏手日本銀行本店横の通りを隔てた分館に日本銀行金融研究所「貨幣博物館」があります。
http://www.imes.boj.or.jp/cm/
日本の古代からの貨幣や資料はもちろん、海外の珍しい貨幣も収集・展示されています。
江戸時代の一両は現代ではいくらに相当するのか?など当時のモノの値段との比較だけでなく社会や経済の仕組みや農産物の作柄や地域差といったも踏まえて貨幣価値というものを理解させるような解説もあり、経済社会を勉強するような工夫もされています。
ただ実物や資料が展示されているだけでなく実際に触って感触や重さが実感できるほか、精密な偽造防止技術をルーペを使って調べたりと体験型のブースもあります。
円の起源や日本の貨幣の歴史の他、外国の珍しい貨幣や紙幣も必見です。
入場料はさすが日銀、無料と太っ腹ですが、何と年内でリニューアル工事のため休館となります。
休館は来年の11月頃までの 予定です。
年内は月曜の休館日を除き12月28日(日)までオープンしています。9:30~16:30まで
館内は写真撮影禁止ですので当ブログの画像はパンフレット&HPから転載したものです。
また、日本銀行では明治29年に建てられ国の重要文化財に指定されている本館や新館内部を見学しながら歴史や業務を解説してもらえるツアーがあります。
これは要予約で1日4回、所要時間は1時間です。
詳しくはHP https://www.boj.or.jp/about/services/kengaku.htm/
[kimitaku]
2014年12月 5日 14:00
10月中旬 銀座「シロタ画廊」で
キルト作家 染谷みち子さんの個展が開催されました。
染谷さんは 京都にお住まい。
十数年前に大病を患い、闘病生活をされました。
その際、偶然に「古布」と出会い、その魅力に取りつかれ、退院後は、古布を使いキルトを制作してきました。
染谷さんは 「この古布たちも、江戸時代からのもの。それが今は見向きもされず、捨てられていきます。あまりにもかわいそうで、その古布を買い求め、キルト作品として生き返らせました」「この古布たちに私は命を助けられたのです」とも話していました。
開催期間は6日館でしたが、「多くのお客様にご覧いただき、とてもうれしかった」とのことです。
また 来年も開催したいともおっしゃっていました。
・・・・・・・・私も、天に向かって伸びる真っ赤な「炎」のキルトの前に立つと、心が洗われるような気持ちでいっぱいでした。・・・・・・・・