[ジミニー☆クリケット]
2013年10月23日 09:00
水天宮交差点に面した三原堂本店の2階に、カフェ・ドルチェはあります
開放的なカフェで、水天宮(現在、遷座中)が見渡せます
このカフェは、昨年公開された映画「麒麟の翼」で使われました
ハロウィーンのパンプキンチーズです
パンプキンとチーズケーキの組み合わせはめずらしいと思うのですが、カボチャの甘みとチーズケーキがうまくマッチしています
ミルフィーユは、カスタードクリームと苺とストロベリーソースの、甘みと酸味のバランスがとてもよく、パイ生地のパリパリサクサク感も口の中で心地よいです
1階の三原堂本店で売っている生菓子()も、ハロウィーンバージョンです
明治10年創業の三原堂本店は、水天宮と関わりが深いそうです。
写真の「御守最中」は、水天宮がそもそも久留米藩主有馬氏の私社のため、五の日しか一般参加ができず、五の日以外に訪れた人々のために、三原堂本店が御守を預かっていたことによるものだそうです
三原堂本店のHPは ⇒ http://www.miharado-honten.co.jp/index.html
[橘]
2013年10月13日 10:16
「切り山椒」、最近は食べていませんが、私は子供の頃は「べったら市」の時期になると、親が買ってきてくれたのでよく食べていました。江戸時代、大伝馬町にある寶田恵比寿神社の門前で恵比寿講が10月20日に開かれ、商売繁盛を祈願しました。その時に供えられた縁起物のひとつが「切り山椒」です。
「切り山椒」は上新粉に砂糖と山椒の汁(又は粉)を混ぜたものを蒸してから搗き、拍子木形に切った素朴なお菓子です。色は、紅、白、薄青、薄緑等です。ぎゅうひの様な感触で、丁度すあまに山椒が入った様な大人の味です。
季節的にふと「切り山椒」が懐かしくなり、小伝馬町の"梅花亭"さんに問い合わせてみると
「べったら市」の期間中だけ店頭に並ぶそうです。
今年の「べったら市」は10月19日(土)、20日(日)です。
町では既に「べったら市」の準備が進んでいます。
小伝馬町の「梅花亭」は通常の土日はお休みですが、この両日は特別に朝8時から夜まで(6時か7時頃迄)オープンしているそうです。そして、この2日間だけ「切り山椒」と「喜利羊肝(栗むし羊かん)」を店頭で販売するそうです。「べったら市」に屋台は出さないそうです。もしかしたら、18日(金)に売り出す可能性もあるそうです。
"梅花亭"の本店は現在は新川(旧霊岸島)ですが、発祥の地は大伝馬町-現在のお店の横を通っている一方通行の人形町通りを1ブロック人形町寄りに行った所にある三菱東京UFJ銀行大伝馬町支店がある場所-なので現在の場所に支店が残されているものと思われます。
「切り山椒」や「喜利羊肝(栗むし羊かん)」の製造・販売は「べったら市」の期間だけなので、残念ながら今年の実物の写真は未だありません。
写真はお店に並んでいるお菓子の一部です。
ドラヤキ アメリカマンジュウ フランスマンジュウ
左から、大福、銅鑼焼、三笠山 梅もなか、亜墨利加万頭、仏蘭西万頭
皆様も「べったら市」に行かれたら、縁起物ですから是非「切り山椒」や「喜利羊肝(栗むし羊かん)」をお試し下さい。
"梅花亭"小伝馬町店
住所:中央区日本橋小伝馬町12-5
TEL:03-3661-7604
*日比谷線小伝馬町駅1番出口すぐ横ですが、間口が1間位の小さなお店なので
見逃さない様ご注意下さい。
本店(霊岸島)
住所:中央区新川2-1-4
TEL:03-3551-4660/4039
[滅紫]
2013年10月 7日 09:00
珈琲好きの友人から「美味しい珈琲店」を新規発見!との情報が。早速お邪魔したのは台風一過すっかり秋らしくなった日の午後でした。そのお店は中央通りから花椿通りを少し入ったビルの4階にありました。「ここに珈琲店が?」と初めての人は決して辿りつけない場所です。穏やかな笑顔のマダムに迎えられお話をしているうちに図々しくも何だか以前からお邪魔しているような気分になってきました。カウンターの壁面にはシャンソンの「Parlez-moi D'amour」の歌詞が、そして静かにクラシックが流れていました。
最初にいただいたのは友人お勧めの季節限定「おとなのかき氷」?!(800円)自家製珈琲シロップに何とヘネシーXOがかかっているというもの。まず鼻腔をくすぐるのは薫り高いヘネシー。「酔っ払ってしまいそう?」と心配しているうちに珈琲とブランデーのミックスした何とも表現し難い大人の味が。。。お邪魔した時には私たち2名だけだったのですが、次々と入っていらっしゃるお客さまは皆さん顔なじみらしく、アトホームな雰囲気です。カウンターとテーブル席併せて20名くらいで一杯になるこじんまりとした空間はまさに「都会の隠れ家」。居心地のよさに次はブレンドコーヒーをいただきました。珈琲を入れるのはご主人、ポットのお湯を少しずつ注ぐ絶妙の手許とフワっと盛り上がる泡は芸術的です。美味しく入れるこつは「フィルターの最後の一滴までは抽出しないこと」だそうです。その前で了えることで「コーヒーの雑味が残らない」とのこと。(次回やってみよう)そしてコーヒーに使用するお水は「阿蘇くじゅうの白水鉱泉」を沸かしたもの。沸かすことで弱アルカリ性になり、すっきりとした味わいになるそうです。コーヒーと一緒に出されたのは同じこの天然発泡水。弱発泡性らしく柔らかいシュワシュワ感が先ほどのかき氷の甘さを消して珈琲本来の味を楽しませてくれます。可愛いマカロン型のクッキーがついて600円。(お替りは300円)。お昼は日替わりのランチも数種類ありメニューはその日のお楽しみとか。「環境健康学トランスレーター」の肩書きをお持ちのマダムは人脈の広さを活かして土曜日は「ジャズライブ」や「論語教室」(樫野紀元先生)「チェンバロとバロック音楽レクチャーコンサート」など多彩なイベントまで企画も盛り沢山。この「銀座の隠れ家」、お友達に紹介するとちょっと「銀座の通」の仲間入りは請け合いです。イベントにご興味のおありの方は詳細お電話でご確認ください。
Cafe&Dining 玲
銀座7-6-11ミクニギンザビル 4F TEL3573-4079
http://cafedining-rei.jp/
お昼11:00~19:00 日祝休み
[滅紫]
2013年10月 4日 09:00
あの暑さはいつのことだったのか?と思わせるような季節の変わり方の早さですが、涼しくなってくると「やはり温かいラーメンでしょう」というわけで、今日ご紹介するのは築地に事務所のあった友人のお勧め、築地本願寺から数分の「中華幸軒」さんです。
店内はテーブル5,6席のいわゆる街中の中華そばやさん。ご近所のお馴染みさんらしい方たちで一杯です。私はお勧めの「鶏そば」(750円)、友人は「五目そば」(800円)とシュウマイ(5個、500円)をお願いしました。
「鶏そば」はしっかり取った塩味の鶏がらスープに鶏肉が贅沢に入っています。味はしっかりしているのに食感はさらっとしていてしつこくなく中細の麺とのバランスも絶妙です。友人の五目そばもおいしそう。隣の方が召し上がっていた「冷やし中華」もよさそうといただきながら次回はあれにしようかと行儀悪くキョロキョロ。シュウマイもたっぷりした大きさで満足、満足。お店の方のお話によると事務所が移転しても時々懐かしさでわざわざ寄って下さるお客さまが結構多いとか。そんな方の気持ちがよくわかるどこか「昭和」を感じさせるお店です。次回はやはり「ラーメン」かな?
中華幸軒 築地6-6-3 TEL 3541-0447 築地本願寺方面出口から3分 11:00~15:00、17:00~19:00