『ギフト、そして自分も楽しむ』をエレメントとして取材します、 rosemary sea です。
半ぺん・蒲鉾の製造販売の老舗、神茂(かんも)さん。
創業は元禄元年(1688年)、今年で329年というすばらしい歴史です。
有限会社 神茂 井上卓(たかし)社長直々にお伺いしました。
社長は数えて第18代目となります。
伝統を守り抜くために、原料となる食材は宮城県の気仙沼漁港・焼津漁港をはじめ各地漁港から毎日直接仕入れ、職人さんが真心を込めて昔ながらの製法で造っています。
半ぺんは・・・
成型する際、お椀のふたですくい取ると丸の半分、"半片"となることからのネーミングと云われています。
神茂さんの半ぺんはふんわり軽く、口に入れた瞬間に魚の旨みが広がる、そのような食感を出すために、ヨシキリザメとアオザメの一番肉を一度ミンチにかけます。それを漉し機にかけた後、石臼ですり上げています。
味の追求は一瞬たりとも怠ったことはないそうです。
江戸の伝統を守る、しかしただ延々と同じことを繰り返すだけでは不十分。
味を守り続けることも大事ですが、一方で新しいことにも挑戦する、その気概をお持ちだそうです。
手取り半ぺん 422円、半月 314円。
真っ白できめ細かく、メレンゲのようにふわふわ。お魚の旨みがまっすぐに口中に伝わります。
脂に乗ったアオザメを約4割、柔らかいヨシキリザメを約6割使用。
おでんに入れても良し、軽く炙って召し上がるも良し、だそうです。
1枚1枚手作業で型取られた半ぺんは自信の一品となっています。
半ぺんはきめの細かさが命。一度しぼりのみで半ぺんを造ります。
ここで久し振りに登場、ロズマリ食リポ隊の食リポ。
S井さん「フワフワで味もしっかりしてて美味しいです。」
Oさん「チーズのような食感と淡い海の香り。」
T山さん3号「口の中で溶けるようなフワフワ感と、しっかりした塩味が食欲をそそる。」
F川さん「ふわとろでいつもの半ぺんと別物でした。」
S枝さん「これが本物の半ぺんなんだと感動しました。」
S山さん「サメの淡泊な感じがお酒のお供にぴったり!!いっくらでも食べられそう。」
F雄さん「しっとりとした食感が非常によい。」
極上蒲鉾 2,808円、御蒲鉾 1,836円、和燦 3,564円。
原料の魚はグチのみ、無でん粉で仕上げた最上級の蒲鉾です。
板わさで味わってみたいです。薄切りでもみじおろしとぽん酢、というのもありですね。
おでん種、おでん種「セット、詰合せなど。
秋冬商品は3月30日までの販売となっております。
ロズマリ宅では季節に関係なく1年中、鍋・おでんがテーブルに乗ります。
神茂さん、感謝です。
煮こごり 1,080円。
アオザメの皮を丁寧に湯引きし、三つ葉をあしらった一品です。
非常に人気の高い商品。瞬く間に売り切れます。
取材時も残り1本となっていました。
神茂さんの歴史につきましてはこの後2回に分けて詳しく述べさせていただきます。
神茂 本店
日本橋室町1ー11ー8
東京メトロ銀座線 三越前駅が至近
日本橋三越前 中央通りの大和屋さんとブリッジにいがたの間のむろまち小路を150m、右手前角
03-3241-3988
営業時間 平日 10:00~18:00
土曜 10:00~17:00
定休日 日曜・祝日
神茂さんのホームページはこちら ⇒ https://www.hanpen.co.jp/