[Silver Fox 007]
2018年9月29日 18:00
東京メトロ日比谷線またはJR京葉線八丁堀駅のA2出口から地上へ出ると、桜川公園があります。
新大橋通りを背にしてこの公園を通り抜けると、中央区立女性センター「ブーケ21」があります。入口右手に階段があり、桜川屋上公園と書かれています。桜川公園はよく通りますが、屋上公園には行ったことがないので、探検してみました。
階段はきついな~と息を切らして上って、びっくり!
周りを囲むビルは深山に見え、ビル建築の杭打ち音・ドカンさえ鹿威しに聞こえ、庭園を流れるせせらぎと色づき始めたモミジに、ここはどこ?のワープ感!!
様々な種類の木には名札がついていて、柿やザクロも立派に実をつけています。木陰のベンチも多く、昼食時は近隣のオフィスワーカーの格好の憩いの場でしょう。出生数が年々増えている中央区らしく、子ども用の遊具もあり、お天気の良い日はちびっ子でにぎわうのでしょうね。
木々の下を抜けて進むと、空間が開けてゲートボール場。脇に小道が続いているので辿ってみると、亀島川が目に飛び込んできました。右手に南高橋の鉄橋(1904年架橋の旧両国橋の一部を再利用)が見え、妙に感動。左手の高橋や係留されているボートが、江戸の街が水運の街であったことを思い起こさせてくれます。この小道は鉄砲洲通りに出られるスロープになっています。
庭園の下は東京都下水道局桜橋第二ポンプ場で、浸水から街を守る役割を担っています。
思いがけないくつろぎの空間を見つけた秋の午後でした。
[湊っ子ちゃん]
2018年9月27日 12:00
こんにちは、湊っ子ちゃんです。今日は、日本橋本町三丁目7番から、日本橋大伝馬町14番までの、「えびす通り」を歩きたいと思います。
えびす通りに御鎮座するのは、べったら市で有名な「寶田恵比寿神社(たからだえびすじんじゃ)」です。江戸の昔から、商売繁盛、家内安全、防火の神として、「大伝馬町のえびす様」と庶民に親しまれてきました。
徳川家康入府の際、三河国(現在の愛知県東部)から随行して、この大業を成し遂げた馬込勘解由(まごめかげゆ)は、その功により、徳川家繁栄御祈念の恵比寿様を授け賜りました。御神体は、鎌倉時代の名匠、運慶(うんけい)の作と伝わります。
もともと宝田神社は、江戸城内宝田村(現在の大手町付近)にありました。名もこれに由来します。
慶長11年(1606)、江戸城拡張にともない、馬込勘解由は宝田村の鎮守様を奉安し、住民を率いてこの地に移転しました。その後、大伝馬町を起立します。
馬込勘解由はこの地の名主となり、何代にもわたって道中伝馬役(どうちゅうでんまやく)を担いました。伝馬役とは、公用の旅人に人馬の継立てを行う役のことで、京橋に南伝馬役、小伝馬町に江戸府内を担う伝馬役があり、大伝馬町と合わせて「三伝馬町」と呼ばれていました。
さて、馬込家のお屋敷には、出羽国(現在の山形県)から奉公に出てきた、お竹という18才の娘さんがいました。お竹さんは大変慈悲深く、米一粒、野菜の一かけらも無駄にはせず、貧しい人に施しました。
ある日、出羽国羽黒山の行者が現れ、お竹さんは大日如来の化身であると告げたのです。この話は市中に広がり、多くの人がお竹さんを拝むために訪れました。寛永17年(1640)頃のことでした。お竹さんの使っていた井戸は、今もえびす通りに残ります。
毎年10月19日・20日に執り行われる「べったら市」と「恵比寿神祭」は、"年また新たまる"と、お正月を迎える心構えとして、今なお商人にとって大切な年中行事となっています。もともとは、商業の守り神として恵比寿神の信仰の厚い、関西の風習を受けたものです。
19日には、恵比寿講にお供えする品物、魚や野菜、小宮(神棚)などが売られたのが始まりです。20日の当日は、親類縁者などで、盛大に祝宴をはりました。また、江戸では、恵比寿様と大黒様の両神を祭ったようです。
えびす通りは、小さな通りです。 オフィスビルが並ぶなかにも、語り継がれてきた歴史と、古くからの町並みが面影を残す、ゆったりと時の流れる道でした。もうすぐ催されるべったら市と恵比寿神祭、楽しみですね。
お祭では、寶田恵比寿神社門前と、その周辺に市がたちます。
中央区観光協会特派員 湊っ子ちゃん
第22号 平成30年9月25日
[サム]
2018年9月26日 18:00
旧暦の8月15日に該当する中秋の名月(十五夜)を迎えた9月24日、東京タワーでは、「お月見ダイヤモンドヴェール」 が点灯。
日没~11:00
主役である名月を見易いように、上部と足元は敢えて消灯というユニークなライトアップです。
さらに、通常は土・日・祝の11:00~16:00に開放している高さ150mのメインデッキまでの600段の外階段が、この日に限り11:00~22:00の時間帯、特別解放され、東京の夜景を眼下に、月を眺めながら歩いて昇る「お月見階段ウォーク」が開催されています。
勝どきの隅田川テラスから築地大橋越しに、部分消灯の「アクアブルー」に染まったシルエットが浮かび上がっています。
[さとけん]
2018年9月26日 09:00
いつも通る公園です。今回自分なりに発見がありました。周囲の石は発掘されたものですが、よくみると三角に削ってあったり、溝があったりしてます。噛みあわせを良くしたり、水はけを良くするためでしょうが、その技術の高さや職人の心意気を感じます。身近なところにも区の魅力が隠れていると改めて思いました。
[サム]
2018年9月25日 18:00
今年は9月24日が旧暦の8月15日に当たり、中秋の名月(十五夜)。
この時期は澄み切った夜空に、ちょうど見上げるのに適した角度で月が上り、月見に最適のシーズンとされます。
この日は全国的に曇り空。
心配された空模様でしたが、都心では雲も切れ、月見を楽しむことができました。
隅田川沿いの新川公園(新川2)隅田川テラスから、大川端リバーシティ マンション群の夜景片隅に、幻想的な円い "お月さま" が姿を見せています。
因みに月の満ち欠けの周期がピッタリ1ヶ月でないことから、中秋の名月(十五夜)が必ずしも満月とならず、今年は9月25日が満月との事です。
[柴犬]
2018年9月25日 18:00
かねてより話題を集めていた、日本橋高島屋の新館が本日9月25日にオープンしました。朝7時30分から開店する飲食店街や高感度なライフスタイルを提案する専門店などが注目されていますが...
実際に行って見てもっとも素晴らしかったのは!!
トイレです!!
画像を載せることができず残念ですが、各階ごとにコンセプトの違うトイレなのです。どのフロアのトイレも数部屋あり広く落ち着いた色合いで、ソファーやドレッサールーム、多数のコンセントも完備。レストランのウェイティングルームのような装飾もあり、一休みできます。
授乳室もホテルの一室のように広く綺麗で、ピカチュウのあしらいもありゆったりできます。
トイレなんて...とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、商業施設においてまず重要かと思います!これまで中央区内商業施設のトイレでは、趣きは日本橋三越・実用性は銀座マロニエゲートと思っていましたが、本日、日本橋高島屋新館がトップに躍り出ました。
ショッピングエリアもとても良かったです。
個人的には、ここ数年でできた商業ビルの中で一番良いのでは?と感じました。まず、建物内の色合いがアイボリーとブラウンで統一されており、装飾も木材やレンガ、草花など触感や目に優しい色使いと素材で、また照明が明るすぎず柔らかい光です。通路も大きく取ってあり、フロアを周回しやすいシンプルな構造なので、見て歩いて疲れないのです。
最新の大型商業施設は、張り切ってお買い物に行っても「なんだか疲れちゃったからもう帰ろう...」となることが多いのですが、こちらはそういった視覚的な疲れは感じませんでした。
ただ、ショッピングアリア内に座るところはあまりないので、休憩したい時には飲食店に入るか、素敵なトイレがおすすめです。一階出入り口付近にも草木に囲まれた癒しの休憩エリアがあります。
入っているお店も、店内の色合いと同じように、「刺激的で尖っている」というより「見ていて楽しい、癒される」といった商品を扱っているのでついお財布の紐が緩みそうです。
また、屋上の空中庭園には今、鈴虫がいます!ススキの中から涼やかな鳴き声が聞こえていますので、そちらもおすすめです。ベンチなどはありませんので休憩には適しませんが、日本橋を一望できます。
最後になりますが、
本館の南側のポケモンセンターに続く道、
ここは桜並木になっており、春になると日本橋界隈でも有数の風情ある景色が楽しめます。「街中にある桜」がお好きな方にはとってもおすすめです。
それでは、新しくなった日本橋高島屋新館の素晴らしいトイレを!ぜひ皆さんも体感してみてくださいませ。