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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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2014「まち歩きツアー」 老舗コース②

[サム] 2014年7月11日 14:00

DSC00887LS.JPG b-nihon23RSG.jpg 本年度の中央区観光協会主催「まち歩きツアー」が先週からスタート。

今回は7月10日に開催された「老舗コース②」をご紹介します。

台風8号の接近と前線の影響で、荒天が心配されましたが、時折太陽が顔を見せる程の天候に恵まれました。

定刻の10:00前に、抽選で選ばれた10名の参加者が揃ったところで、早速、本日のコースの「榮太樓總本舗」「黒江屋」「山本海苔店」を巡り、お店の歴史や商品の話を伺い、伝統を継承する商いのこころに触れて頂く、約2時間の小ツアーに出発。

 

1店目:榮太樓總本舗さん

店の入り口右側に、紺地に白色で商標が染め抜かれた大きな "のれん"。

「沿革」「店舗造作・飾り物いろいろ」「名代江戸菓子」など一通り説明いただいた後は、新商品&季節限定商品等々の紹介。

老舗4社と共同開発した、ピーセン詰め合わせ「東京暖簾めぐり」(本年5月発売)をはじめ、コラボ商品が最近の傾向とか。

季節限定の「西瓜まんじゅう」と名付けられた薯蕷饅頭に一同の目が釘付け。

店の方が着用の、昔の屋号「井筒屋」が図案化された年季の入った半纏も注目の的。

 

2店目:黒江屋さん

ビル入口ショーケースには、戦後の混乱期、漆器以外の雑多なものも扱っていた頃持ち込まれたものを買い取ったとされる、日本橋の擬宝珠が展示。

"年数が経つ程風合いと味わいが増し、温もりが感じられる" と云う漆器の良さ、上手な使い方、手入れ方法等のレクチャーを伺った後、木製と樹脂製漆に実際に触って違いの体験も。

『もともと神社やお寺で使われていたのが朱であり、朱の方が "色の位" が高いとされ、夫婦碗の場合も、古くは、朱が男性用、外黒内朱が女性用とされていた。因みに現在は男性用は黒、女性用が朱が主流』という話は興味深い。

 

3店目:山本海苔店さん

昭和40年竣工の本店現社屋は、ビル外壁面の校倉造りのデザイン、内部奥壁面の海苔の雄性細胞を図案化した信楽焼のタイル、海苔船の船底をイメージした天井等々、伝統を感じさせる造り。

"焼いてこそ、海苔(独自の美味しさや風味が楽しめる)" "海苔をおいしく保存する方法" "色艶、形状、香り、味、テクスチャーといった海苔の品質評価基準" といった蘊蓄に加え、「味付け海苔」開発、「日本最初のドライブスルー」開設、女優の山本陽子さんとの「専属モデル契約年数世界最長(1967~)」ギネス記録認定等々の逸話も聞かせていただく(店内にはヒストリー写真が飾られている)。

 

正午前小ツアー終了。

ご参加の皆さんも、普段なかなか聞けない裏話をうかがえて満足げのご様子。

榮太樓總本舗 猪俣さん、黒江屋 田中支配人、山本海苔店 山田店長、お忙しい中、貴重なお話有難うございました。

 

      榮太樓總本舗           黒江屋            山本海苔店

   DSC00919RS.JPG   DSC00924RS.JPG   DSC00927RS.JPG  

 

 

 

 

 

TANIZAWA GINZA カバンのタニザワ 鞄の字の生みの親

[銀造] 2014年7月 9日 09:00

 

  銀座一丁目、「カバンのタニザワ」さんのお店があります。

20140630 047.JPG

使っていたショルダーバッグが少し傷んできたので、使用中の物と同じような物を探しました。

いろんな店で探しましたが、 中々見つかりませんでした。

 

そこで、鞄の種類が豊富なタニザワを訪問。

店員さんに相談すると、数ある在庫の中から、選りだして持ってきてくれました。

しっかりした作りの 日本製。

皮の手入れも良く、輝いています。やっぱり、鞄はタニザワです。

お値段も1万円ぐらいからの物があります。

 

お店には、「銀座タニザワの歩み」というリーフレットが置いてあります。

創業明治七年(1874)、今年は創業140周年です。

リーフレットには、「革」と「包む」の二文字から「鞄」という国字を考案した初代谷澤禎三のパイオニア精神とこだわりが、今でもタニザワの鞄に息衝いています。 等々、同社の歴史が紹介されています。

お買い求めの際には、このリーフレットも頂いて下さい。

 

こちらは、同社のHP。

あの有名なダレスバッグ第一号は、私の生まれた年の発売というのが分かりました。

http://www.ginza-tanizawa.jp/html/company.html