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今年は戌年、元日にわんこと七福神めぐり

[ジミニー☆クリケット] 2018年1月 3日 18:00

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願い申し上げます

さて、今年は戌年です

ということで、快晴の元日に、我が家のわんこ日本橋七福神をめぐりました

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まず、小網神社福禄寿弁財天)です

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最後尾」と書かれたプラカードまで出ていて、参拝客の行列が長かったです

ススキで作られたみみずくのお守りまゆ玉おみくじ、11月のどぶろく祭りが有名で、社殿の隣に建つ五角形の神楽殿(上の写真)が印象的です

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茶ノ木神社布袋尊)です

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神社の周りにお茶の木が植えられています

稲荷神ですが、火伏せの神とも言われています

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水天宮弁財天)です

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こちらも、参拝の方が多かったです

ご存知、安産水難水商売にご利益のある神様で、戌の日の安産御守が有名です

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水天宮通りにて

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松島神社大国神)です

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創建当時は、周辺が入り江の小島)で、島内にが茂っていたというのが社名の由来だそうなのですが、現在は、神社がビルの中に組み込まれています

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甘酒横丁を通って次の神社へ向かいます

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浜町緑道に建つ勧進帳の弁慶像の前でひと休み

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末廣神社毘沙門天)です

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社名の由来は、社殿の修復時に、中啓の扇(=末広)一柄が発見されたことに因むとか

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笠間稲荷神社東京別社寿老人)です

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茨城県笠間市にある笠間稲荷神社から分社した神社です

五穀水産殖産守護神として信仰されています

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椙森神社恵比寿神)です

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この神社は、江戸時代に大流行した富くじ興行の場所として有名で、境内には、区民有形民俗文化財の「富塚の碑」(上の写真)があります

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寶田恵比寿神社恵比寿神)です

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御神体の恵比寿神は、徳川家康)から下賜されたもので、運慶作とも左甚五郎作とも伝えられています

毎年10月には「べったら市」でにぎわいますが、元日の今日も、神社の前ではべったら漬けが売られていました

 

 

熈代勝覧(きだいしょうらん)の日本橋

[にゃんボク] 2018年1月 1日 16:00

日本橋三越付近のモニュメントといえば、ライオン像が有名ですが、何といっても私のお勧めは三越前の地下コンコースにある「熈代勝覧」です。

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この絵巻はドイツ・ベルリン自由大学の生物学教授であったハンス・ヨアヒム・キュステル氏と妻インゲさんが親族の家の屋根裏部屋で発見したとのこと。キュステル夫妻は中国美術のコレクターでありこの絵巻を自分たちの中国美術品とともにベルリン美術美術館に寄託したようです。当初、これは中国の絵巻と考えられていたようですが、1999年の初夏に、ベルリン東洋美術館の収蔵庫から取り出された本絵巻を小林 忠さんが見て、江戸の町の街頭風景と生活する人々の風俗がありありと詳しく書かれた歴史的、美術的に非常に貴重な本絵巻に興奮を覚えたであろうことは想像に難くありません。

 

熈代勝覧は「天」と記されていたようなので、「地」とか「人」などのセットがあるのではないかと考えるとわくわくしますね。当時を知るまたとないドキュメンタリー絵画。

 

登場人物は1671人。うち、男が1,439人、女200人、子供32人、犬20匹・・・など。男性が多いのは江戸の町の当時の特徴だったようですね。犬の数も多く、当時の江戸の名物といわれる「伊勢家稲荷に犬の糞」もしっかりと描かれております。

 

鳥獣戯画や今でいうゆるキャラのような表情豊かな方々を見たり、様々な職業・職人の姿を知ったり、江戸の生き生きとした息遣いを知るためにも、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

 

なお、熈代勝覧の詳細は、この冊子もぜひご参照ください。(小学館)

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