[みど]
2018年4月17日 14:00
都内を車で走っていると、「明治通り」「昭和通り」「江戸通り」の
案内をよく見かけます。そこでふとした疑問がわいてきました。
だったら「平成通り」「大正通り」もあるのではないかと。
ネットで調べてみたところ、「平成通り」は中央区の区道の愛称で、
晴海通り(築地2丁目)から鎧橋(日本橋兜町)までの通りを示すと
のことです。ちょうど八丁堀を貫いているかたちになります。
昭和通りに並行しているから、単純に平成通りとなったのかも知れません。
かつてはこの辺りを都電が走っていたこともあり「電車通り」とも
呼ばれていた頃もあったようです。
実際に行ってみると、道路は両側2車線で、車の交通量は多かったのですが、
歩いている方は意外と少なかったです。
さて「大正通り」ですが、現在の「靖国通り」が戦前まで「大正通り」
と呼ばれていたそうです。
ということで、中央区には明治通りは通っていませんが、
江戸・大正・昭和・平成の通りがあることになります。
意外と知られていないことでしないでしょうか。
ちなみに、中央区の道路の愛称は98路線に及んでいるとのことです。
[滅紫]
2018年4月15日 09:00
やってきました。あの和光の時計塔前です。初夏を思わす青空で絶好の撮影日和。今日、「東京は今年初の夏日、桜も満開」と発表されました。「夏日と桜満開」が重なるのは20年ぶりとのことです。
「銀座のシンボル」として知らぬ人のない和光の時計塔ですが、ご存知の通り時計塔は「通常は立ち入り禁止」で和光の社員の方も「入社と退社の2回」しか基本的には入れない場所だとか。唯一のチャンスは2010年9月に始まった「*ブライダルフェア中に対象品を15万円以上購入された方への特典」としての「時計塔前での記念撮影」だけ。個人的には全く機会に恵まれそうになく、一生ご縁がないものと思っていましたが、何と今回特典を得た友人が声をかけてくれました。こんなにその日を楽しみにしたのはいつ以来でしょうか。係の方にご案内いただき、直通エレベーターで7階へ。階段を上がりドアの先はもう屋上。目の前にはあの時計塔が。・・・余りの近さにもう興奮。夢中で写真を撮っているうちにチャイムが響きはじめました。係の方のご説明によると「ウエストミンスター式チャイムが正時の45秒前から響き始め、余韻のあとの一打が正時を知らせる」のだそうです。「11時!」すぐそばで聞くと大変な迫力です。昭和29年(1954)の6月10日、時の記念日からとのこと。ではここで時計塔のスペックをご紹介しましょう。
(これクイズにすると面白いですヨ)
地上からの時計塔までの高さ 39.39m
屋上までの高さ 30.30m
時計塔の高さ 9.09m
避雷針の高さ 8m
文字盤の大きさ 直径 2.4m
針の長さ 長針 1.17m
短針 0.75m (和光HPより)
時計の動力部分は昭和41年(1966)からセイコー・クオーツのムーブメントに替わり、平成16年(2004)からGPS電波時刻修正方式を導入しているそうです。(セイコー HPより)
時計塔の四方の文字盤はほぼ正確に「東西南北」を指していて、南北のものにSEIKOの文字が入っています。今日は南側をのぞいて3方向からの写真を撮ることができました。屋上から銀座の街を見下ろすと「ここが四丁目、銀座の中心」だということが実感できます。三越の屋上に桜が咲いているのが見えました。(銀座のお花見です。)
ご存知のようにこの時計塔は昭和7年(1932)竣工の2代目です。設計は渡辺仁によるネオ・ルネッサンス様式、渡辺仁は横浜のホテルニューグランド(旧館)や第一生命館などを設計した当時の有名な建築家です。初代の時計塔は明治27年(1894)完成で建築家は伊藤為吉、舞台美術家の伊藤熹朔、演出家の千田是也の父上で、特許を70も取得して「和製レオナルド・ダヴィンチ」と言われていました。
2代目の時計塔が完成してから昨年の2017年で85年。平成21年(2009)には経産省から「近代化産業遺産」に認定されています。これからもずっと銀座のシンボルとして歴史を刻み続けて行くことでしょう。もう一度行きたい! 娘を結婚させねば。・・・・
和光 銀座4丁目5-11 TEL3562-2111
営業時間:10:30~19:00
*今年の4月1日(日)より通年エンゲージリングまたはマリッジリングをペアでご購入された方への特典となりました。
[GPP]
2018年4月11日 12:00
日比谷公園で「京橋の欄干柱」を見つけました。(場所:日比谷公園 霞門付近。
日比谷野音から歩いてすぐでした。)
こちらは、明治8年(1875年)に建築された京橋の欄干柱であり、
大正11年(1922年)の架け替えの際に、日比谷公園に移設されたそうです。
親柱ではないので、橋名「京橋」は彫られていません。
一方、橋名が書かれている「親柱」は、中央区京橋付近に保存されています。
写真を見比べてみると、やはり統一感がありますね。
(上図:日比谷公園の欄干柱 下図:京橋付近の親柱)
[あすなろ]
2018年4月10日 16:00
4月8日は、お釈迦様の誕生日。
お釈迦様は生まれてすぐに、四方に七歩あるいて
右手で天を、左手で地を指して
「天上天下唯我独尊」
と唱えたといわれており、花御堂にまつられている
立像はそのときの姿となっています。
<大安楽寺>
ひしゃくで甘茶を注ぎ、誕生を祝います。
甘茶は、抗アレルギー効果もあるそうで、
花粉症への効果を期待するとともに
ゆったりと春の一日を過ごしてみるのもいいですね。
<身延別院>
◆大安楽寺
東京都中央区日本橋小伝馬町3-5
◆身延別院
東京都中央区日本橋小伝馬町3-2
[下町トム]
2018年4月10日 14:00
4月8日はお釈迦様の誕生日。仏教では「灌仏会」(かんぶつえ)と称するお祝いの日です。一般には「花まつり」と呼ばれて親しまれています。ほかには、降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)、龍華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)などとも呼ばれます。
築地本願寺では毎年この日を温かい雰囲気でお祝いしています。今年は当日が日曜日に重なった上に良い天気に恵まれて、多くの方が参詣されました。
お稚児さんという幼児のいでたちも愛らしかったですし、伝統に沿って仏像に甘茶をかける習いもまた味わい深いものでした。
日本は仏教徒が圧倒的に多い国ですが、昨今はこの伝統行事もあまり意識されなくなってきたように思えます。イエス・キリストの生誕祭はかなり派手に賑わうのに比べて、ちょっと地味に思えてしまいますが、そこがまたお釈迦様の謙譲の美徳なのでしょうか。
これから春爛漫です。生きとし生けるものを尊ぶ心は宗教や文化を超えて普遍的な価値観でしょう。多くの自然の風物の中に感謝の気持ちをはぐくむ季節なのかもしれませんね。