[kimitaku]
2013年11月30日 14:00
秋日和にめぐまれたお昼どき、晴海埠頭を散歩。
今日は、大きな客船 「にっぽんまる」が着船していました。
以前ご紹介したのは 帆船の「日本丸」
今日 ご紹介するのは 客船の「にっぽんまる」です。
埠頭ターミナルの入り口には 入港 出航日時が記してあります。
前港 大洗 次港 ホーチミンとあります。
救助船はオレンジ色で美しいです。ターミナル屋上から、お台場を望みながら、巨大な煙突を眺めました。
手前の警戒船は豆粒のよう。
わずかの時間、下船するお客さんもいる様子
翌々日 遠くベトナムに向けて、「にっぽんまる」は埠頭を後にしました。
[kimitaku]
2013年11月13日 09:00
人形町、小網神社から近いところに、
有松絞りの
竹田嘉兵衛商店東京店 「笹加」 があります。
間口は狭いけれど、お店に入ると、絞り染めの素敵な着物がいっぱい。
ちょうどお昼前、店員さんが笑顔で応対してくれました。
本店は名古屋市にあり、寛保年間(1741年ごろ)に「竹田庄九郎商店」本店から分家したとのこと。
有松絞りの説明をしていただきました。
図案に従い、生地を糸で括り、それを絞り、染め上げてつくる。
その行程は非常に高度で、白生地に目安無しで、糸で括った模様が、そのまま反物になるとのこと。
一人一人がそれぞれ一芸の絞り技法を持っており、その種類は100種にも及ぶとのこと。
絞りの一粒一粒、一筋一筋を、その手先指先に一生をかける伝統工芸だそうです。
例えば、良く知られている 「鹿の子絞り」でも、手結び鹿の子、突出し鹿の子、一目鹿の子、京極鹿の子、横引き鹿の子。そのほかにも数えだすときりがないとのことです。
染め上げにも熟練度が要求されますが、染め上げた反物の糸を抜く作業がまた大変。それぞれの絞りで「糸抜き」の方法が異なるとのこと。
そして 世界での絞り染めの技法の9割は日本で発達した技法であり、他の染色と異なり糊や蝋は使用しませんとのお話でした。
私も可愛い「絞り染めの」の手拭い、江戸文化の伝統を醸し出す美しい模様でとても欲しくなりました。
注:絞りとは 生地を染める前に糸で括ると、その場所が白くなり、以外の場所が染め上る、それを高度化したもの。日本書紀以前からの技法。
有松絞りは世界に発信。パリコレ(19993年)ドイツ、オーストリア、アメリカ、各国で、展覧会を開催しています。
長寿で有名だった「きんさん ぎんさん」も絞りの技術者だったそうです。
笑顔の写真は東京店長さんです。
お店の住所 中央区日本橋蛎殻町1-11-9
電話番号03-3666-4649
お店の行き方 :
人形町の日本橋小学校の裏手、小網神社の前の通りを日本橋川方面に突き当たると、左手にビジネスホテルが見えます。 そのホテルの手前の道を左に入って徒歩 数十秒です。 最寄駅は「人形町」です。徒歩数分。
[橘]
2013年11月12日 15:00
11月9日の まち歩きツアー "潮におう隅田川の分岐点" に行ってきました。
11月にしては生憎肌寒い日でしたが、中央区文化財サポーター協会会員の方の 説明を聞きながら佃島一帯を1時間半-歩数にすると6千歩弱-歩いてきました。
まず行ったのは「佃天台地蔵尊」です。普通の民家と民家の間の、人が一人通るのがやっとという狭~い横丁の中ほどに、これまた 人一人が入るのがやっとという小さな敷地に、地蔵尊がありました。横丁に看板や幟が出ていなければ全く通り過ぎて しまう所です。敷地内には立派な銀杏があるのですが、これが住居にぴったり囲まれていてビックリです。
佃波除稲荷神社を通り、「中央区宝探し」の宝箱の一つがあった佃小橋を渡り、「佃島の盆踊り」会場となる広場を越えた突当りに、 「佃祭りの龍虎・黒駒」が一対づつある大獅子頭が飾られている建物へ到着(ここに飾られる様になったのは、2,3年前とのこと)。 佃祭りで最初にこの大獅子頭の鼻先を触ると縁起が良いとされることで有名な大獅子頭ですね。
住吉神社で八角形の御神輿をガラス越に眺めてから石川島灯台跡へ出ました。
ここからは、隅田川沿いにテラスを散策です。 隅田川対岸の亀島水門の真上に何と日本橋の三井タワーが真正面に見えていました。此処からだと日本橋まで一直線なのですね。
又、本日は通りませんでしたが、佃大橋には東京タワーとスカイツリーが右と左に見える場所があるとのお話でした。
その後隅田川の分岐点迄行き、晴海運河に沿ってパリ広場経由、海水館跡迄行って解散でした。
今日は抽選で15人が参加予定だったそうですが、気候が寒かったせいか6人がキャンセルされたそうです。確かに、この辺りを 歩くには半月位遅かったかもしれませんが、それでも隅田川を見ながらゆっくりと気持ちよく散策できました。 皆様も気候の良い日を選んで歩いてみては如何ですか。