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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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「Cafe & Dining 玲」ー銀座の隠れ家Cafe

[滅紫] 2013年10月 7日 09:00

珈琲好きの友人から「美味しい珈琲店」を新規発見!との情報が。早速お邪魔したのは台風一過すっかり秋らしくなった日の午後でした。そのお店は中央通りから花椿通りを少し入ったビルの4階にありました。「ここに珈琲店が?」と初めての人は決して辿りつけない場所です。穏やかな笑顔のマダムに迎えられお話をしているうちに図々しくも何だか以前からお邪魔しているような気分になってきました。カウンターの壁面にはシャンソンの「Parlez-moi D'amour」の歌詞が、そして静かにクラシックが流れていました。

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最初にいただいたのは友人お勧めの季節限定「おとなのかき氷」?!(800円)自家製珈琲シロップに何とヘネシーXOがかかっているというもの。まず鼻腔をくすぐるのは薫り高いヘネシー。「酔っ払ってしまいそう?」と心配しているうちに珈琲とブランデーのミックスした何とも表現し難い大人の味が。。。お邪魔した時には私たち2名だけだったのですが、次々と入っていらっしゃるお客さまは皆さん顔なじみらしく、アトホームな雰囲気です。カウンターとテーブル席併せて20名くらいで一杯になるこじんまりとした空間はまさに「都会の隠れ家」。居心地のよさに次はブレンドコーヒーをいただきました。珈琲を入れるのはご主人、ポットのお湯を少しずつ注ぐ絶妙の手許とフワっと盛り上がる泡は芸術的です。美味しく入れるこつは「フィルターの最後の一滴までは抽出しないこと」だそうです。その前で了えることで「コーヒーの雑味が残らない」とのこと。(次回やってみよう)そしてコーヒーに使用するお水は「阿蘇くじゅうの白水鉱泉」を沸かしたもの。沸かすことで弱アルカリ性になり、すっきりとした味わいになるそうです。コーヒーと一緒に出されたのは同じこの天然発泡水。弱発泡性らしく柔らかいシュワシュワ感が先ほどのかき氷の甘さを消して珈琲本来の味を楽しませてくれます。可愛いマカロン型のクッキーがついて600円。(お替りは300円)。お昼は日替わりのランチも数種類ありメニューはその日のお楽しみとか。「環境健康学トランスレーター」の肩書きをお持ちのマダムは人脈の広さを活かして土曜日は「ジャズライブ」や「論語教室」(樫野紀元先生)「チェンバロとバロック音楽レクチャーコンサート」など多彩なイベントまで企画も盛り沢山。この「銀座の隠れ家」、お友達に紹介するとちょっと「銀座の通」の仲間入りは請け合いです。イベントにご興味のおありの方は詳細お電話でご確認ください。

   

Cafe&Dining 玲

銀座7-6-11ミクニギンザビル 4F TEL3573-4079

http://cafedining-rei.jp/

お昼11:00~19:00 日祝休み

 

 

銀座ストリートガイド Real Omotenashi by Ginza Street Guide

[銀造] 2013年10月 6日 09:00

今日は、築地市場から朝日新聞社東京本社前を通り、千代橋(Sendai-bashi)を渡り、

平野園さんの所から、陸橋を上がった"銀座ときめき橋" で休憩。
さて、どこへ行こうかと悩んでいる時に、「三井ガーデンホテル銀座」と同じビルの1階にある、"銀座ストリートガイド "のオフィスが  目に入ってきました。
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案内所に入って直ぐの事でした。 道に迷った年配の女性が、事務所前の地図を睨んで、何やら困った様子なので、ストリートガイドの女性が優しく声をかけに出ていきました。
ガイドの女性にお話を伺ったところでは、

「その女性が持参のチラシの番地名にミスプリントがあり、銀座6丁目XX番地○○とプリントしていますが、そこにはそういう建物が無かったと困っていたとのこと。

 建物名から所在地を確認し、案内状の場所にも電話をして確認した上で、それは、○○番地ですと教えてあげたとのことです
 
凄い 無報酬で、これだけ親切にしてあげるなんて! まさに、"おもてなし"の心ですね。
道案内では、銀座だけでなく、新橋、東京駅などへの行き方を教わりに来る方々もいらっしゃるとか。

私は、その後、日曜日に開店しているリーズナブルな値段で美味しく食べられるレストランを教えてもらいました。
 
GINZA STREET GUIDE は、水曜日だけお休みで、正月だろうとお盆であろうとオープンしているとのことです。
銀座8丁目近辺で、観光に関する質問は、親切な"GINZA STREET GUIDE" がお勧めです。

 

  所在地:銀座8丁目13-1 銀座三井ビルディング 1階
  電話:3542-1581

 

 

 

『新橋』あれこれ

[杏葉牡丹] 2013年10月 5日 09:00

『新橋』というと、現在は港区にある地名になっているので、なぜ中央区?と思う方もいらっしゃるかと思います。

ck1203_131004 (13).jpgでも『新橋』はかつては銀座の先の汐留川に架かっていた「橋」で、江戸時代には芝口橋と呼ばれていた時期もありました。

 

汐留川は、終戦後に徐々に埋め立てられてしまいましたが、我が家にあった戦争直後の写真には、親柱と、右端に少しだけ欄干が見えます。

(←クリックすると大きくなります)

 

この親柱は現在も残っていて、銀座8丁目の博品館の斜め前、スーパーのハナマサの入口前の高速の下に、今でもその姿を見ることができます。

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この新橋があった場所のすぐ近く、博品館の裏通りには、江戸時代に能楽の金春流の屋敷があったため、現在でも金春通りと呼ばれています。

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ck1203_131004 (1).jpg幕末にここに住んでいた常磐津の人気の女師匠が、しばしば宴席などに呼ばれるようになり、幕府から「酌取御免」のお墨付きをもらいます。

これが所謂「新橋芸者」の始まりです。

 

料亭や待合なども、この周辺から木挽町(現在の銀座の東側)、築地辺りにあります。

ですから「新橋の花柳界」というのは、港区の新橋にあるのではなく、「新橋」という橋の中央区側の周辺の事なのです。

 

ck1203_131004 (9).jpgそして大正14年に建てられた『新橋演舞場』が、新橋駅からかなり離れているにも関わらず『新橋』とつくのは、「新橋芸者」の技芸向上の為に建てられた為であり、出資したのは料亭や置屋や芸者衆などの新橋花柳界の関係者たちです。

昭和15年からは松竹と興行契約を結び、その傘下となりましたが、今でも経営陣の中には、料亭のご主人が名前を列ねています。

 

新橋芸者衆によって、毎年5月に4日間催される「東をどり」は、かつては春秋の年2回行われて、川端康成・谷崎潤一郎・吉川英治らが戯曲を書き下ろし、踊りの名手「まり千代」のブロマイドが売られて女学生のファンの列ができたのだそうです。

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なお、新橋花柳界が何故発展したかといえば、薩長等の幕末の志士で明治政府の要人となった人々は、当時まだ若く、西国の無粋な人たちと見られて、江戸時代に一流とされた柳橋などでは歓迎されなかった為、新興の新橋での宴席を好んだからだそうです。

 

現在でも有名な文学賞の、芥川賞・直木賞の選考会場となっている料亭「新喜楽」(初代女将の当時は「喜楽」といっていた)は、伊藤博文が大変ひいきにしていて、朝鮮総督として京城に在任中に、女将が訪ねて行ったところ、とても喜んで、女将を讃えた漢詩を揮毫して記念に送ったということです。

 

 

 

浜離宮恩賜庭園 秋景色

[銀造] 2013年10月 2日 09:00

 9月29日、ボランティア・ガイドとして、 浜離宮恩賜庭園に行ってきました。

築地川に不法係留していた船舶が一掃され、さっぱりしました。 

川には、沢山の鯔(ボラ)  が泳いでいました。 この卵を乾燥させると、「からすみ」になるのですね。

地球温暖化現象の表れでしょう。 南海に棲息するエイ(a ray)が悠々と泳いでいました。

ご案内したカップルが、コスモス畑でポーズを決めてくれました。

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庭園には、ヒガンバナ、桔梗も開花していました。

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 秋日和で長閑な一日を、浜離宮恩賜庭園でお楽しみ下さい。

浜離宮恩賜庭園へのアクセスは、大江戸線築地市場駅が便利です。築地でのお食事とセットでどうぞ。

勿論、徒歩で10分の銀座でのお食事もお進めです。

 

 

 

「社会を明るくする運動発祥の地」 銀座

[銀造] 2013年10月 1日 09:00

銀座4丁目の数寄屋橋交差点、数寄屋橋交番と銀座ファイヴの植栽の中には、北村西望の銅像彫刻「燈臺」があることは、皆さんよく御存じのことと思います。
この台座には、「不意の地震に不断の用意」と刻まれています。

http://www.city.chuo.lg.jp/info/bunkazai/bunka074.html
 
ところで、そのすぐ近くに、「社会を明るくする運動発祥の地・銀座」の石碑があるのをご存知でしたか? 
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石碑には、こう刻まれています。
「社会を明るくする運動」は、戦後の社会的混乱の時代、犯罪や非行のない明るいまちをめざし、銀座の商店街が「銀座フェアー」として始めたきっかけになりました。
昭和26年には法務府(現、法務省)により、この運動が主唱され、 今ではわが国でも屈指の規模を誇る国民的運動として定着してきました。
この度、 中央区の保護司会と厚生保護女性会が創立50周年・30周年を記念して, この運動の意義と理念を新しい世代に伝え平和で明るい社会の実現を祈念して、 「社会を明るくする運動」発祥の地銀座に記念碑を建てました。
     平成16年1月 中央区保護司会 中央区更生保護女性会
 
ここにも歴史とともに発展を続けてきた銀座の魅力を発見しました。
と、ここまで書いてきて、過去の投稿がなかったかなと確認すると、なんと、

2012年度の観光大使、柴川 梓さんが2012年度の活動について報告されていましたので、それもご紹介して、明るい未来と皆様のご健勝を祈念します。
http://chuo-kanko.or.jp/miss/2012/09/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%92%E6%98%8E%E3%82%8B%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E9%81%8B%E5%8B%95%EF%BC%88%E7%AC%AC30%E4%BB%A3-%E6%9F%B4%E5%B7%9D%E6%A2%93%EF%BC%89/