『ギフト、そして自分も楽しむ』をサプライして取材します、 rosemary sea です。
いつもセミナーをご紹介させていただいております白鶴 銀座スタイル(HAKUTSURU GINZA STYLE)さん、こちらは神戸に本社を置く白鶴酒造株式会社さんの東京支社ビル内にあります。
今回のご紹介はこの銀座のビルの屋上「白鶴銀座天空農園」さんです。
白鶴酒造さんは日本酒の情報発信の一環で、2007年より東京支社ビル屋上でお米を作るプロジェクトとして「白鶴銀座天空農園」をつくり、独自開発酒米「白鶴錦(はくつるにしき)」の栽培に取り組んでおられます。
今年も6月に田植えされた「白鶴錦」が順調に生育し、無事収穫時期を迎えました。
本日(10月14日)は待望の稲刈りです。
今回は白鶴銀座天空農園農園長:小田朝水(おだ あさみ)さん、並びに白鶴酒造株式会社 営業本部次長 松下さんにお世話になりました。
ここで白鶴酒造さん独自開発の酒米「白鶴錦」について・・・
優良酒米開発のため、酒米の最高品種である「山田錦」の優良形質を解明し、更に優れた酒米を開発する目的で「白鶴錦」の育種に着手。
1995年、「山田錦」の父にあたる品種「渡船(わたりぶね)」と母にあたる「山田穂(やまだぼ)」の交配を開始し、優良品種を「白鶴錦」として2007年に品種登録。
優れた酒米(さかまい)とは・・・
好ましい性質としては「大粒で」「たんぱく質、脂肪分が少なく」「心白が大きく」「吸収率が良い」ことが挙げられるそうです。
「心白(しんぱく)」とは・・・
酒造好適米の中心部、白く不透明に見える部分・でんぷん質のことを言います。
でんぷん質の組織が粗いので、白く見えるようです。
そしてその「白鶴錦」の特長は・・・
「山田錦」に比べ、粒も心白も大きく、心白の発現率もほぼ「山田錦」と同等。
ですからお酒にしたときの味わいに深みがあります。
この日の天気は雨が止み曇り。奇跡的です。
農園長、ミス日本酒の挨拶の後、農園長の合図でさあ、稲刈り、開始です。
刈り取るのは酒米「白鶴錦」の稲。
お酒の原料となるお米の収穫です。
翌週の、小学校の生徒さんの刈り取る分を残し、4区画分。
稲刈りを希望された皆さん、用意された鎌で刈り取りされています。
本日は110名ほどがいらっしゃったとのこと。
ご夫婦やお友達、親子連れの皆さんから歓声が上がりつつ、稲は次第に刈り取られていきます。
ミス日本酒が刈り始めると、それをからかう小田農園長。
それをまたお客様がひやかすという構図。
晴れ男の農園長の周りには笑いが絶えません。
やがてはミス日本酒や農園長を囲んで撮影会。
さて、小田農園長へのインタビューです。
「稲刈りを、体験として活かしていただければと思います。
銀座で稲刈り、ですけどね。
稲の生育は例年通り。
雨に降られる前に刈り取れればと思っています。」
ミス日本酒へもインタビューしました。
2017ミス日本酒(Miss SAKE)、田中梨乃(たなか りの)さんです。
「6月にこちらで小学生の皆さんと一緒に田植えをさせていただきました。
今回稲刈りということで、楽しみにしてきました。
今日は雨が降らなくてよかったです。」
「ミス日本酒には1年間の任期で今年の3月に選んでいただきました。
日本酒を通して国内外に日本の伝統文化をお伝えすることを目的として活動しています。
大阪出身ですが、今は東京におります。」
稲刈りを終えられたばかりの、幼児と一緒のお母様にもインタビュー。
「江東区からまいりました。
今年6月に、初めて田植えを体験させてもらいました。
ちょうどこのあたりに植えたんです。
東京で稲刈りができるのが貴重な体験なので・・・。
子供はドロドロですが。」
直後にお子さん、水たまりで転んで、「やると思った(笑)。」
30分ほどで稲刈り、無事終了です。稲は干す段階へ。
立派な日本酒「白鶴錦」になるのが待ち遠しいですね。
いらっしゃった皆さんはこの後、ビル内で会食です。
白鶴酒造株式会社 東京支社
銀座5-12-5
歌舞伎座の信号角、向かい側のビルです。
03-3543ー0721
白鶴酒造さんのホームページはこちら
⇒ http://www.hakutsuru.co.jp/