明治6年7月に第一大学区第一中学区二番小学 久松学校と改称された久松小学校は、第一大学区第一中学区第一番小学 阪本学校に若干遅れて創設されましたが、やはり一番というのは大切なことで、中央区のテキスト「歩いてわかる 中央区ものしり百科」に阪本小学校は載っていますが、久松小学校は載っておらず卒業生としてはちょっと残念なことです。
そこで以前当ブログで久松小学校の節目の年に行啓を仰いだ皇室の方々をご紹介させて頂きました。
今回は、5月22日(日)に毎年恒例の校友会が開催され、本年3月に竣工した増築棟の見学会があったので、ご紹介させて頂きます。
私が在籍していた50年以上前は1学年に1クラス40人以上で4クラスありました。
その後中央区の夜間人口の減少と共に生徒数も減り、現在の久松町区民館の場所に小学校とは別棟として建っていた久松幼稚園が小学校に取り込まれる等縮小の一途でした。
しかし、平成9年以降の中央区の人口増加と共に近年-学区内にマンションが沢山建ちました-児童・幼児が激増し教室が不足してきたことによる増築です。3年前から設計を始め一昨年・昨年と工事が行われやっと完成したものです。
一時は越境入学の児童も結構いたようですが、現在はかなり少なくなっているようです。
人形町一丁目にある日本橋小学校(嘗ての東華小学校と十思小学校の合併でできた小学校)も児童の急増で別の利用に供していた空間を急遽教室に変更したそうです。
増築校舎は久松児童公園に面して30m位でしょうか、久松警察署のすぐ傍迄増築されています。私が生徒の頃には砂場がありよく相撲をとって遊んだ場所でした。
増築された建物は6階建で、外壁緑化がなされています。
また、特徴的なのは6階に"スカイプール兼アリーナ"が作られたことでしょう。
普段は人工芝のアリーナ、床を動かすと下から25mプールが出現するそうです。プールの深さも床を上下させることで調整できます。
又、ガラスの屋根も開閉式になっています。
この施設は生徒たちによって「久松スカイプール&グリーンアリーナ」と名付けられたそうです。生徒による当施設の説明文も貼ってありました。
5階以下の各階の内装も木材をふんだんに使用し、トイレも洋式、階段も真ん中で色分けされ-上り下りを区別しているのでしょう-安全を期しています。とても立派な校舎に仕上がっています。
この様な良い設備の学校で学べる今の子供たちは幸せですね。