以前「ディープな中央区"会館編"」でご紹介した、あの通称「重量挙会館ビル」(安部ビル)ですが、ついに解体もしくは改修が予定されているようです。
⇒前回の記事(/archive/2017/11/post-4731.html)
【重量挙会館の歴史】
2014年に56年の歴史に幕を下ろした国立競技場。そこには重量挙げワールドカップメダリストや全日本出場選手用の練習場もありました。しかし国立競技場の終焉とともに重量挙げ練習場も場所を移しました。その代替の重量挙げ練習施設が、2014年3月にこのビルの2階に「日本橋重量挙倶楽部」としてオープンしたのです。「重量挙会館」という袖看板はその時に取り付けられたようです。
なお、昨年(2017年)の段階で、日本橋重量挙倶楽部はすでにこのビルから撤退していることを確認しており、ビルの入口にあった「日本橋重量挙倶楽部」の名前は消されていました。「重量挙会館」の袖看板だけが寂しく残っていたというわけです。なので、今回のビルの解体・改修によってその看板もあとわずかで見られなくなります。
そして、ビルの1階にあったお弁当屋さんが、なんとこの場所で21年間も頑張っていたという事実には、また別の意味で感慨深いものがあります。ご苦労様でした。
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