『ギフト、そして自分も楽しむ』をコンシェルジュとして取材します、rosemary sea です。
「果実菓子 自然シリーズ」で新境地を開く、和菓子の宗家 源 吉兆庵(そうけ みなもと きっちょうあん)銀座本店さんにて、「2018 工芸菓子 お菓子でつくる彩色の美 世界の花と鳥展」が開催されております。
2018 工芸菓子 お菓子でつくる彩色の美 世界の花と鳥展 〈予告〉の記事はこちらです。
⇒ /archive/2018/09/post-5561.html
今回も株式会社 宗家 源 吉兆庵 銀座本店の渡邉マネージャーにお世話になりました。
繰り返させていただきますが、この「2018 工芸菓子 お菓子でつくる彩色の美 世界の花と鳥展」につきまして・・・
開催場所は宗家 源 吉兆庵 銀座本店さんの2階です。入場無料です。
開催期間は9月14日(金)から28日(金)までとなります。
お店1階のショーケースの前を横切り、奥左のエレベーターで2階へどうぞ。
観賞できるのは平日午前10時から午後9時、土日午前10時から午後7時までです。
※ 1階のお店の営業時間と同じです。
工芸菓子・・・
花や鳥などの自然の風景を、お菓子の材料を使い優雅に表現した、観て楽しめるお菓子のことを言います。
主に白あんや砂糖、米粉などを使ってつくられます。
(残念ながら食べることはできません。)
2階会場の作品をご紹介しますが、1階にも工芸菓子のご説明がございますのでそちらから・・・
※ 画像は全てクリック拡大できます。
お待たせしました。2階会場の工芸菓子作品です。
こちらでは株式会社 源 吉兆庵ホールディングス 工芸室室長 祇園公子(ぎおん きみこ)さんのご説明をいただきました。
16年ほど、この工芸菓子制作に携わっているそうです。
ここより、『 』の言葉は祇園室長のお話です。
『これらは岡山で作って持ってきました。』
『ハワイの、プルメリアという花です。それと、ハイビスカスのレイに文鳥です。
ハワイには文鳥が(日本の)スズメのように遊んでおりました。
野生化した文鳥が数多くいるそうです。
ぜひこれをご紹介しよう、と、ひとつの作品にしました。
このような工芸菓子は部品も多いので、とても時間がかかります。』
ベニハワイミツスイとオヒアレフア
『ハワイの有名な鳥、ベニハワイミツスイ、絶滅しかかっている鳥です。
ハワイの王様のマントとかレイ、かぶとなどの装飾に羽根が使われた、という鳥です。
(殺したりせず)1羽から3枚ほど羽根をとるそうです。
ベニハワイミツスイはこの(オヒアの木に咲く)レフアの花の蜜を吸うのが好きで、必ずこういう構図で出てきますので、これを作ってみました。
ハイビスカスはいうまでもなく、というお花です。』
・・・ハワイの伝説 - オヒアレフア
愛し合った若い恋人たち、オヒアとレフア。
ハンサムなオヒアが女神ペレに気に入られても、オヒアのレフアに対する気持ちは変わりません。
怒った女神ペレはオヒアを木に変えてしまいました。
レフアはオヒアの木に腰掛けて、毎日泣き続けました。
ペレは自分の行いの間違いに気付き、レフアを花に変え、オヒアの木につけました。
こうして二人は永遠に結ばれることに・・・。
今でも木がオヒアで花がレフア、と、区別されて呼ばれています。
また、レフアの花を摘むと雨が降る、という言い伝えがあるそうです。
レフアが、またオヒアと離れ離れになってしまうと思い、泣くからだ、と云われています。
ベニコンゴウインコとルリコンゴウインコ
『世界の美しい鳥、ということでコンゴウインコです。』
オオハシとクリハシオオハシ
『こちらはオオハシ。それとストレリチアという植物です。
オオハシは、作るにあたって島根県の松江フォーゲルパークまで行って参りました。
実物を見て、写真を撮って制作しました。』
ハタオリドリ(機織り鳥)
『エチオピアのハタオリドリ、草で上手に巣を編んでいきます。
そういう鳥がいることをぜひご紹介しよう、ということで制作しました。
バラもエチオピアの方ではよく栽培されているということで、添えてみました。』
日本の四季
『左の木は楷(かい)という木です。楷書の楷です。
葉が規則正しく並んでいる様から、きっちりとした書体の「楷書」にちなんで名がつけられた木です。
キジは国鳥と、岡山県の県鳥でもあります。
フクロウ、ウグイスとカワセミ、よくご覧になりますと中の方にカブトムシやセミも。
虫たちには今回は脇役に撤してもらっています。』
工芸菓子の、お菓子でつくる彩色美の世界、ぜひご堪能ください。
銀座7-8-9
東京メトロ銀座駅 A2出口より中央通り右側を汐留・博品館方向に徒歩5分 資生堂さんの手前
電話 0120-277-327
(月~土 9:30~18:00)
営業時間 平日 10:00~21:00
土日祝 10:00~19:00
無休
宗家 源 吉兆庵さんのホームページはこちら