八重洲地下街、八重洲2丁目1番 八重洲地下街中1号にある画廊、「ギャラリー八重洲・東京」で、木彩画作家の宮川かず美さんによる木彩画展が開催されています
期間は、10月15日(月)から21日(日)までです。
「木彩画」とは、宮川さんご自身の命名で、薄い木の板(厚さ約0.6mm)を切って嵌め込んで作る「象嵌」という技法で作られた絵画です
私は、2015年にこのギャラリー八重洲で開催された宮川さんの作品展で「木彩画」を初めて拝見し、その緻密さと美しさに感動したのを覚えています
その時、木自体には着色等一切されておらず、それぞれの木の持つ自然色、木目、木肌を活かして、1枚の作品として完成させていることをご本人からお聞きして、非常に驚きました
今回も、まさに素材自体の特色、美しさを生かした作品が展示されています
(品川の月)
技術の確かさもさることながら、素材が自然のものであることによる独特の落ち着いた雰囲気が、作品が展示されたギャラリー全体にあふれています
(深川の雪)
今回の展示会では、歌麿三部作「雪・月・花(深川の雪・品川の月・吉原の花)」も展示されています
この三部作は、この展示会開催の後、京都市東山区の三年坂にある清水三年坂美術館に収蔵展示されることになっているそうで、この三部作が東京で鑑賞できるのはこれが最後になるそうです
(吉原の花)
開催期間が今週末までということですので、是非早めにお立ち寄りください
(吉原の花(部分))
なお、ギャラリー内での写真撮影については特別にご了解をいただき、会場におられた宮川さんにもお話をうかがうことができました
ありがとうございます
2015年に同ギャラリーで開催された宮川さんの木彩画展を紹介したブログはこちら ⇒
/archive/2015/10/post-2721.html
ギャラリー八重洲・東京のHPはこちら ⇒