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特派員のひとり反省会 その2~第11回中央区観光検定より~

[えだまめ] 2019年2月16日 12:00

子連れ特派員のえだまめです

前回に引き続きまして、

/archive/2019/02/11-14.html

2月3日実施の「第11回中央区観光検定」から

えだまめが気になった問題をピックアップしてみたいと思います。


問50 海運橋は、楓(もみじ)川に架かっていた橋。

川は埋め立てられて高速道路になったため、橋は撤去され

現在は2基の親柱だけが残されています。

1本の親柱には「かいうんはし」の文字が刻まれていますが、

もう1本の親柱に刻まれている文字は次のうちどれでしょう。

ア.しょうげんばし  イ.開運橋  ウ.坂本町  エ.紀元二千五百三十五年六月造


言い訳しますと・・・。

確かにえだまめ、特派員になる少し前、

試験勉強に中央区を公式テキスト片手に歩き回っていた時に

海運橋も間違いなく来ていたんです。

が。

DSC_5130-1.jpg

テキストにはちゃんと「2基の親柱」って書いてあったのにもかかわらず

こちらの「かいうんはし」と書かれた方の親柱と

DSC_5131-1.jpg

教育委員会設置の説明板を見て満足しちゃってたんですよね・・・たぶん。

だから「もう一つの親柱」についての記憶がなくて・・・。

※公式テキストには、ちゃんと「何と書かれているか」についても記載があります。

 ちゃんと読んで勉強しましょう。


で、どうして気付かなかったのかというと。

海運橋地図.jpg

↑赤い大きいマークで書かれた「かいうんはし」の親柱&案内板の

元・楓(もみじ)川であった高速道路を隔てて反対側の元・川岸(?)の方に

「もうひとつの親柱」はあったのです。(地図上の青丸のところです)

なのですが、高速道路の高架下の陰に隠されて、

私はその存在をちゃんと認識できていなかったのです。

というわけで・・・ちゃんと見に行きましょう。



正解は・・・

DSC_5132-1.jpg

こちら。

エ.紀元二千五百三十五年六月造

でした!!

ちなみに・・・「紀元2535年」とは?

神武天皇の即位を元年とした「皇紀」によるものですね。

紀元(皇紀)2535年=明治8年=西暦1875年、です。

海運橋がアーチ型の石橋にかけ替えられた、その年です。


「紀元二千五百三十五年六月造」の方の親柱のすぐ近くには・・・

DSC_5133-1.jpg

「みずほ銀行兜町支店」があります。

そうです。ここが

DSC_5136-1.jpg

「銀行発祥の地」です。

明治6(1873)年、「第一国立銀行」ができたのがこの地でした。

文明開化期には「新しく素敵な洋風建築の銀行」の存在もあり

東京の金融の中心地となったこともあり

この界隈は東京の新名所となっていたそうです。


株式の電子取引が主流となってきており

いわゆる「場立ち」もなくなって

以前ほど兜町が賑わいを見せなくなっている、と言われる昨今です。

しかし、日本橋に隣接するエリアであるということもあり

徐々に街の再開発計画も進められているようですよ。

再び「東京の新名所となる兜町の姿を楽しみにしたいものですね。