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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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榮太樓總本鋪 ② ~各商品とおもしろ話 その1~

[rosemary sea] 2016年6月29日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をタイトルとして取材します、rosemary seaです。

榮太樓總本鋪さんの商品はみな素通りできない興味あるお話が附いています。

短めに書いたつもりですが、この量になってしまいました。

今回2つ、次回3つの商品をご紹介します。

ここでは「榮太樓總本鋪」さんを、親しみを込めて「榮太樓」さんと呼ばせていただきます。

 

1.金鍔(きんつば)のお話

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刀の鍔(つば)をかたどった、丸いかたち。薄く伸ばした小麦生地を成型したものをごま油で香ばしく焼いています。江戸から製法を変えていません。

初代榮太樓(三代目細田安兵衛)が屋台で焼いていました。

 

社名の榮太樓はもとは「井筒屋」。

「榮太樓がやってんだから榮太樓の店、榮太樓ちゃん、ってお客さんに言われてて、それを社名にしようということになった。」とも。

昔、賑わっていた日本橋魚河岸のそば、ちょっと行くと見世物小屋がある、ちょうどふとんの西川さん、コレド日本橋あたりでしょうか。「木原店(きはらだな)」という道で金鍔の屋台売りをしていました。魚河岸で働く軽子(かるこ)さん、今で言う力自慢の運送業のひとが特にひいきにしてくれて、おめえんとこの金鍔はうまいね、うまいだけじゃなくて大きくて腹持ちがいい、だから腹がすいたときはちょっとつまむ、みたいな感じで榮太樓、榮太樓って大好評でした。

 

そんな歴史を持つ金鍔です。当時あまた存在した金鍔屋さんも、丸いかたちで残っているのは榮太樓さんぐらいです。

DSC01181a.jpg江戸時代には川柳や流行歌にも詠まれた逸話もあります。

 

「流石(さすが)武士の子 金鍔を 食べたがり」 刀に関係したもの、ですものね。

 

「年季増しても食べたいものは 土手のきんつば さつま芋」 吉原の遊郭の芸者さんたちも通常の年季10年を増やしてでも、土手=日本堤で売っている金鍔がさつま芋=焼き芋と同等に好きだった、ということでしょうか。

 

ここで職場のT山さん3号(同じ苗字が3人います。スイーツ男子です。)の食レポ。

「榮太樓さんでは冬場限定の黒みつ饅頭が大好きです。今回は黒糖くるみ金鍔を買い求めました。入っているくるみと餡がベストマッチ。あんことは思えないような、洋菓子とも言えるような深い味わいも感じさせる、いままで食べたことのない和菓子でした。とにかく美味しかった。」とのこと。

 

2.梅ぼ志飴のお話

 

DSC01171a.jpgお店が名付けたのではありません。指でつまんだ三角のかたちが梅干しに似ている、と洒落好きの江戸っ子たちが「梅ぼ志飴」と名付けました。だから梅の味もしませんし、酸っぱくもありません。江戸っ子はそれでいいんです。それがいいんです。何も問題はありません。

 

梅ぼ志飴の『志』。これは質屋の『し』に使ったり、おしることかに使われたり。「死ぬ、DIE」にならないようにこれを意識して当て字で使っています。

 

榮太樓さんはこの飴も江戸の製法を守り続けています。水飴を高温の直火で煮詰め、鍋から降ろすタイミングは職人の目の見計らい。適度な温度と硬さになったら三角に成型。

 

三角形。それは口中を傷つけない配慮と飴の欠けを防ぐ工夫の賜物。また口中が荒れないのは砂糖純度の高い証拠。化粧品の乏しい明治・大正の頃、上方の芸妓・舞妓さんたちがこの飴を唇に塗ってから口紅をつけると唇が荒れず紅に照りが出る、だから東京みやげに買ってきて、と言ったそうです。

 

ときの有名人にもファンはいました。いっぱいいたはずですが2人だけご紹介します。

平民宰相として親しまれた大正時代の首相、原敬。

岩手の実家に帰るときは母親の好きな梅ぼ志飴をみやげに買っていったとのこと。

小説家、開高健。アマゾンとかに行って船の上で食べたとか。著した小説にも梅ぼ志飴が出てきます。

(つづく)

 

榮太樓總本鋪 日本橋本店

日本橋1-2-5

03-3271-7785

営業時間: 9:30~18:00 (月~土)

定休日:日曜・祝日

榮太樓總本鋪さんのホームページはこちら ⇒ http:www.eitaro.com/

 

 

 

AUDREY(オードリー) ~いちごスイーツの旬な超人気店~

[rosemary sea] 2016年6月14日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をバイブルとして取材します、rosemary seaです。

今回は職場のR子さんのオファーにより取材しました。

食レポはS井さんです。

 

高島屋日本橋店地下1階に4月15日オープンした新鮮いちごスイーツのお店、

AUDREY(オードリー)さん をご紹介します。

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AUDREYさんは高島屋さん限定のブランドとして横浜高島屋に第1号店を開きました。

今回第2号店として都内初出店です。

 

AUDREYはいちごの品種名にも使用されているネーム。

その時々のいちばん美味しいいちごを優先して使っています。

高島屋日本橋店和洋菓子売場ご担当の木村課長にお話を伺いました。

開店以来人気沸騰で、特に数量限定商品は高島屋さん開店前から数十人の列ができるほど。開店と同時に売り切れる日が続いています。

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↑ 6月の数量限定商品はグレイシアブーケBOXです。人気のグレイシアをギフトボックスのなかに花束のように詰め合わせされています。

 

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↑ 限定商品の次に売り切れ必至の一番人気、『グレイシア』です。ラングドシャのなかにバタークリームとフリーズドライのいちごが入っています。ほろ苦いチョコレートクリームの『グレイシアチョコレート』もあります。

 

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↑ 左は新発売のグレイシアリュクス、右は焼き菓子として2番人気のハローベリー。こちらも売り切れ必至です。

 

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↑ 左は店名と同じオードリー、チョコの上にまるごといちごが乗っています。右はオードリードゥミ、半分のフレッシュないちごにシャンパンガナッシュを薄くコーティング。

 

ここでS井さんのオードリードゥミ食レポです。

「持ち帰って箱を開けた瞬間、いちごの香りがふわっと・・・。食感さくさく、いちご(この日はあまおうでした)の酸っぱさ瑞々しさ、これがチョコレートの甘さとベストマッチ。シャンパンに合いそう。」

とのこと。

 

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↑ どちらもロンシャンティ。いちごをまるごとふわふわのホイップクリームに包み、チョコで薄くコーティング。ビスキュイに乗っています。

 

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↑ 左はルビー。キャンドルのようなジュレが目を惹きます。クッキー、ミルクゼリー、いちごジュレのさっぱりデザート。甘さ控えめ。右はキュートベリー。バターと米粉を使ったふわふわブッセのなかにラズベリー風味のシャンティクリームが入っています。

 

・・・どれを食べても至福のひとときが得られそう・・・

ギフトにも最適かと。773円から3、000円台まで詰め合わせ豊富です。

手頃で美味しい、手みやげ感覚です。

お昼まででしたら、限定商品以外は手に入ると思いますが、午後1時を過ぎると品によっては売り切れてしまいます。

お買い求めの際はお早目に・・・。

 

 

 

築地 中島水産 日本橋店 ~新鮮・旬・美味しい・お買い得~

[rosemary sea] 2016年6月 9日 14:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をカノンとして取材します、rosemary seaです。

 

初回に引き続き、職場のOさんの情報提供により取材しました。

今日の取材先はギフトというカノンに当てはまらないようにも思えますが、商品を『家庭への新鮮なギフト』、また『自分への美味しいご褒美』と捉え、築地中島水産 日本橋店さんにお伺いしました。

 

築地中島水産さんは創業大正14年。水産物、同加工品の小売・卸として新たな魚食文化の普及と発展に取り組まれています。

例えば鮨ではあの『1個売りのラップ鮨』。これは築地中島水産さんが業界のさきがけとして開発されたとのこと。近頃ではセット鮨が中心となっているそうですが、関西ではまだ販売されているようです。

日本橋店は15年ほど前の開業。日本橋髙島屋地下1階にあります。

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高橋サブチーフにお話を伺いました。

「売場は夕方が最もにぎわいます。グルメなご年配のお客様が多い印象です。おすすめは時さけ、いさき、この時期ですとかつおも美味しいです。」

拝見していると、おなじみのお客様が多いようで、店員さんに気軽に魚料理に関することを尋ねていらっしゃいました。

店員さんは皆、『気の置けないおさかなコンシェルジュ』のようでした。

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↑ 日本橋髙島屋にて主に月末週に開催される『日本橋食料品大市』、①、ハモの湯引き

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↑ 左、②、旬の刺身盛り合わせ、右、おすすめの貝類盛り合わせ

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↑ 左は手前が鮎、右は左からかつお土佐造り刺身、あおやぎ、ほたて貝柱、ボイルほたるいか

どれもとても新鮮で美味しそうです。

 

築地中島水産さんのホームページはこちら ⇒ https://www.nakajimasuisan.co.jp/

ここでホットニュースを1つ。

築地中島水産さん直営の本格バル、旬の魚介とワインが楽しめる『築地 ナカシマルシェ 八重洲店』が6月1日、八重洲地下街にオープンしました。

八重洲2丁目1番、八重洲地下街南1号

03-6265-1717  営業時間11:00~23:00

年中無休(ただし1月1日を除く)です。

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ちなみに、中央FMパーソナリティーのJUMIさんはお店のプレオープンに招かれ行かれたそうです。

 

【お詫び】

私、rosemary sea の事情により記事掲載が遅延しましたこと、ここに深くお詫び申し上げます。

申し訳ございませんでした。

 

 
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