[あすなろ]
2016年7月26日 09:00
江戸時代には、旧暦の1月と7月の26日の夜に、
月の出るのを待って拝む行事を「二十六夜待」
といいました。
江戸の月待ちの名所として
最も賑わったのは高輪から品川にかけての海岸沿いで、
その海岸付近は屋台等が並び、観月用の屋形船も出て
多くの人で賑わっていたようです。
<二十六夜待> <永代橋佃しま>
<東都歳事記 4巻付録1巻>
その他にも九段坂、築地海手、
湯島天満宮、深川洲崎等が月見の名所でした。
<両国橋>
これから花火大会の季節。
夜空を見上げる機会が増えそうです。
上手に涼を取りたいですね。
◆国立国会図書館デジタルコレクション
http://dl.ndl.go.jp/
インターネット公開(保護期間満了)のものを転載しています。
◆錦絵でたのしむ江戸の名所
http://www.ndl.go.jp/landmarks/
[あすなろ]
2016年7月22日 09:00
鷹の幼鳥が飛ぶことを覚えるころ
夏の高校野球地方大会や都市対抗野球大会では
熱戦が繰り広げられていますね。
野球好きの一人、「正岡子規」に触れてみます。
子規は、自身の幼名である「升(のぼる)」にちなんで「野球(のぼーる)」という
雅号を用い、野球を詠んだ短歌や俳句を数多く作っています。
野球普及の功績から野球殿堂入りも。
そんな子規と中央区のゆかりは、常盤会(学資援助組織)がありました。
< 新大橋通り、浜町2丁目付近にある説明板>
旧伊予国(現愛媛県)松山藩主久松家は、この地に屋敷を構え、
屋敷内に常盤会が設置されていました。
子規は故郷松山から上京し久松邸の書生部屋に寄寓し、
給費生に選ばれたことを半生の喜びの1つとあります。
坂の上の雲の時代ですね。
◆第98回全国高校野球選手権大会
http://www.asahi.com/koshien/