[あすなろ]
2016年9月27日 14:00
秋の長雨ですね。雲の切れ間にいさんで月島へ出かけました。
< 大江戸線月島駅>
佃島と月島は都心に有って、奇跡的に戦災を受けません
でしたから、昭和初期の家並みを残してます。
隣接地に高層ビルが林立し、それに囲まれた古い街です。
月島の名前は東京湾内にあった「月の岬」という
月見の名所から名付けられたとのこと。
<歌川広重 名所江戸百景 月の岬>
今回は条件が合わず、月が見れませんでしたが
今も昔も変わらない月見の景色があることでしょう。
「何ごとも変はりのみゆく世の中に
おなじかげにてすめる月かな」 西行
その代わりに月島らしく、月の見立て?を探しました。
< 佃住吉神社の燈籠>
< 西仲通付近の提灯>
< タンプルタンのモンブラン>
もんじゃ焼きはもちろん、夜景や下町情緒、歴史も楽しむこと
のできる佃・月島エリア。ぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
◆錦絵でたのしむ江戸の名所
◆月島 PATISSERIE Tant Pour Tant
◆国立天文台天文情報センター
[あすなろ]
2016年9月 5日 12:00
空を眺めると、天高くなってきたのを感じます。
さて、古代中国の陰陽説では、奇数は縁起の良い陽の数
とされ、「9」はもっとも大きい数で、それが重なる
9月9日は、とてもおめでたい日とされました。
重陽の節句は菊の節句とも呼ばれ、その昔は菊の花をお酒に
入れて飲み、不老長寿を願っていたそうです。
江戸時代の狂歌。
"君が代にすんでとくりの菊の酒くめば珍重陽てうれしき"
「酔う」と「陽」をひっかているんですね。
菊酒の作り方は色々とある様ですが、菊の花びらを浸した水で
仕込みをするというのが原点だそうです。
有名なのが「加賀の菊酒」ということで、
この時期のお酒を探しに日本橋へ。
主役の菊は、新暦に愛でたいと思います。
菊の花は、目の乾きや痛み、疲労への回復効果があるとも
言われています。スマホやパソコンで目を酷使しがちな
現代の必須アイテムとも言えますね。