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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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名席 侘びの中の創造性

[あすなろ] 2019年1月15日 18:00

織田有楽斎(織田信長の実弟)が建てた茶室「如庵」は日本三名席のひとつです。

犬山市.jpg

 <犬山市 2016年撮影>

幾多の移転を経て現在犬山市に落ち着いていますが、
その趣を三井記念美術館にて体験できます。

三井家にゆかりのある国宝茶室「如庵」の室内を再現した展示ケースに、

今は、「国宝 志野茶碗」が展示され見応えあります。

二畳半台目なので広くはないと思っていましたが、

実際の空間は広く感じますね。

筋違いの囲みが広く感じさせる一因になっているのでしょう。

そして、茶道口周辺へのゆとりにつながり、

給仕がしやすくなる使い勝手のメリットもあるようです。

用と美を兼ね備えた茶の湯の空間を翫賞しました。

カフェ.jpg

併設されるカフェで余韻のひと時。

甘い和菓子を食べて、そのあとに抹茶を飲む。
とても安らぎますね。

◆三井記念美術館
 東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号 三井本館7階
 国宝 雪松図と動物アート
 2019年1月31日(木)まで

 

 

国宝 日本の美を味わう

[あすなろ] 2019年1月 8日 18:00

国宝が並ぶ館蔵品展。

 外観.jpg

写真で観るよりも、展示品はライブで見るかどうかが
経験として大きく違ってくるでしょう。

国宝の茶室「如庵」を再現した展示ケースで、
「国宝 志野茶碗 銘卯花墻」を取り合わせているところは
いろいろ実感できるのではないでしょうか。

茶碗の前後左右だけでなく、見込みから高台のつくり
まで全方位にわたって創意があり、見どころです。

片桐石州によって付けられ箱書には、

「やまざとの うのはながきのなかつみち
 ゆきふみわけし ここちこそすれ」

志野釉を雪と花に見立てたのでしょうか。
素晴らしい歌ですね。その通りの姿でした。

恒例となった「国宝 雪松図屏風」も公開されています。

ぜひ足を運んでこの希少な国宝をご覧になっては
いかがでしょうか。

 正月飾.jpg

◆三井記念美術館
 東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号 三井本館7階
 国宝 雪松図と動物アート
 2019年1月31日(木)まで

 

 

新春 庭園の御茶屋

[あすなろ] 2019年1月 5日 14:00

庭園のお正月。

大手門.jpg

中島の御茶屋でお抹茶を一服。
上生菓子は、とても上品な味わいです。

中島の御茶屋.jpg

池にせり出すように設けられた露台からは、冬ならではの景色が広がります。

雪吊りが冬の庭園のアクセントになっていますね。

燕の御茶屋.jpg

こちらは、特別公開された燕の御茶屋。
上段からの眺望は貴重な機会です。

縁起よく空に鷹が舞い、心地よい日差しの中、のどかな正月でした。

浜離宮恩賜庭園
東京都中央区浜離宮庭園1-1

 

 
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