[下町トム]
2010年11月29日 17:32
築地七丁目にある〔あかつき公園〕は、中央区の「健康福祉まつり」や「雪まつり」でも会場に利用される、区民の"憩いの場所"です。
晩秋の早朝、公園を訪ねてみますと、紅葉もピークを過ぎようとしていました。
落ち葉がかさこそと園内に転がっています。
公園内には、子どもたちの人気スポット〔冒険広場〕や、健康増進の設備〔健康こみち〕なども併設されており、日中は和やかな声が園内に広がることでしょう。
聖路加タワーに朝日が映えて、すがすがしい朝です。冬の足音を小耳に聞きながら、季節の変わり目を楽しむのもいいですね。
〝隅田川ウォーク〟の折など、一息入れる場所として是非お訪ね下さい
[下町トム]
2010年11月29日 09:40
清澄通りを月島から勝どきの方面に進み、月島警察署の脇を入ると、〔豊海運動公園〕があります。 この辺りはかつては〔豊海水産埠頭〕に近く、水産業関連の施設や倉庫が多かったのですが、最近はマンションなどの住宅街になっています。
運河沿いの静かな環境に中に、こじんまりとしてい
ますが、草木と芝生の広がる〝やすらぎの場所〟となっています。
石を組んだ縁石の傍に「石の由来」と記された説明版が設置されています。かつて日本橋川にあったものなんですね。
公園内には、バーベキューを楽しめるデイキャンプ場やテニスコートもあります。晴れた日には、運河の向こうにレインボーブリッジが望め、気持ちの良い海の景色も楽しめます。
ちょうど紅葉も始まりました。この日は、爽やかな空気の中で遊ぶ家族連れの姿も見られました。
中央区ウォーターフロント散策いかがでしょうか。
[下町トム]
2010年11月15日 08:30
木枯らしが吹いて、紅葉の便りがあちらこちらから届く季節になりました。今年も考えてみればあと1ヵ月半を残すばかりですね。
そんなある日の夜、中央区銀座六丁目にある〔新橋演舞場〕の前を通ってみました。かつて公儀認定の芝居小屋にだけ許されたという〝櫓〟がライトアップされていました。〔歌舞伎座〕が改築休場中は、ここが歌舞伎の拠点を守ることになっています。
11月は恒例により「顔見世興行」です。そもそも〝顔見世〟とは一年間の興行に出演する役者をお披露目するための企画だったわけですが、今では晩秋の風物詩となりました。
東京のあとは、京都・南座で同じく「顔見世興行」が催されます。東西の名優が一堂に会する華やかな芝居であり、歌舞伎ファンが楽しみにするものです。
近くの時事通信社ビルには早くも設営されたクリスマスツリーが青白い輝きを放っていました。
季節感を感じながらの夜の散歩でした。
[下町トム]
2010年11月 4日 11:00
中央区の端っこともいうべき、銀座八丁目、海岸通りの脇に「踏切跡」が残されています。
今は高層ビルや地下街に変わってしまいましたが、かつて〔汐留駅〕があり、そこから築地市場に鉄道の引込み線が敷かれていました。
※保存理由を記述した説明板が掲げられています。
ちょうど、現在の朝日新聞社の脇を抜けて市場まで線路が伸びていたんですね。
何となく往時をしのばせる雰囲気です。
汐留側に大きなビルが林立するようになって、何だか踏切の遺構が取り残されたようでちょっぴりさびしい気もしますが、かつて物流の大きな役割を担った歴史を心に留めておきたいと思います。
帰り道、舗道にかまきりを見つけました。すっかり涼しくなった都会の片隅で、戸惑うかのように鎌を振り上げている姿は、少し寂しげでもありました。。
様々な思いを風景に溶かして、今日も町は時間を刻んでいきます。中央区には多様な景色が点在しています。