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2011年1月28日 14:30
大寒が過ぎ、立春も間近。
浜離宮恩賜庭園にも着実に春の訪れの気配が感じられます。
菜の花畑はネットに覆われ準備中ですが、菜の花の背丈はまだ低いものの既に花を付け始めています。
梅林の開花の便りはまだですが、大手門口付近の枝垂梅(「白滝枝垂」「藤牡丹枝垂」「満月枝垂」)、お花畑脇の「八重寒紅」「甲州最小」「八重野梅」(ヤエヤバイ)、花木園の「冬至」「紅千鳥」等早咲きの梅の開花が始まっています。
冬の日差しを受け、凛として咲く蝋梅(ロウバイ:花木園内)、素心蝋梅(ソシンロウバイ:松の御茶屋近くの手洗い脇)の仄かな香りも奥ゆかしい。
サービスセンター脇の寄せ植えの福寿草も開花直前です。
この他、水仙・山茶花・冬牡丹等の季節の花も楽しめます。
<シラタキシダレ> <ヤエヤバイ> <コウシュウサイショウ>
<ヤエカンコウ> <シラタキシダレ> <フジボタンシダレ>
<マンゲツシダレ> <ヤエヤバイ> <ヤエカンコウ>
<コウシュウサイショウ> <トウジ> <ベニチドリ>
<ロウバイ> <ソシンロウバイ> <フクジュソウ>
<スイセン> <サザンカ> <フユボタン>
園には将軍の別邸であった頃、1万本の梅の木があり、馥郁たる香りが満ちたと云われている。現在は、梅林に80本、園全体で134本の梅。種類は10数種類と聞く。
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2011年1月 2日 18:06
「浜離宮恩賜庭園」では1月2日、江戸時代の将軍家お抱えの鷹匠の集団の一つと云われる<諏訪流>放鷹術の実演が行われた。
恒例となった正月開園の目玉イベント。
この地はそもそもは将軍家の鷹狩り場で、一面の芦原だったと云われ、今でも新銭座・庚申堂の二つの「鴨場」の施設が残されている江戸時代の代表的大名庭園。鴨猟の際、網で捕らえ損ねた鴨を捕獲するため鷹匠が腕をふるったと云う。明治期に入っても、「古技保存」の観点から宮内省の鴨場として鷹狩りの文化を受け継いできたが、現在放鷹術は民間の有志の手で守られているのみ。それを披露し、日本の伝統文化や稀少な猛禽類の保護に関心をもって貰おうと企画されたものと聞く。
初夢に見ると縁起がいいものとして「一富士二鷹三茄子」というが、実物の鷹を目の当たりにでき縁起がよく、正月気分に浸れる催し物である。
鷹匠が鷹を掌にのせ見物人の前をぐるぐると回る「輪廻り」を皮切りに鷹匠が整列して挨拶と全員の紹介。鷹匠と門下生は衣装も違う。
次いで、鷹匠の掌から別の鷹匠の掌へ飛び移らせる「振替」、樹の枝と鷹匠の掌を行き来させる「渡り」、細紐をつけた鳩を振り樹上あるいは他の鷹匠の掌から鷹を呼び寄せる「振り鳩」等の実演のあと、見物人の鷹狩体験。
最後は隼が地上の鳩を確認し、電通ビルの屋上から急降下して捕獲するメインイベント。
しばらくは上空を旋回したのち、降りるときは正に急降下、見事に鳩を捕獲。