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2015年1月13日 15:00
冬の寒い時期、水鳥が休息時、頭と首を背中の羽毛に突っ込んで丸まっている姿をよく見かけます。
多くの鳥は頭部と顔面も羽毛に覆われていますが、嘴と瞼は皮膚が露出しています。
背中に首を突っ込むと皮膚の露出部がすべて羽毛に覆われ体温の発散が抑えられます。
脚の片方ずつ左右交代でお腹の羽毛に隠しているケースも見られます。
冒頭の画像は、寒中の穏やかな昼下がり、中央大橋の橋脚の日溜まりで気持ちよさそうに休息するセグロカモメ。
一見前を向いているようで、実は首をほぼ180°回し、嘴を背の羽に入れて休んでいます。
ユーモラスでアクロバティックな姿勢。
時折後ろの羽を繕う仕草も見せます。
一般に鳥類は眼球をあまり動かすことができませんが、頸椎の数が哺乳類に比べて多く、首を柔軟に動かすことができるとされています。
尚一般にカモメ類の見分け方は難しいとされますが、隅田川河口域でよく見られるカモメ類3種の識別は比較的容易です。
<セグロカモメ> (カラスより)大型。脚は淡赤。嘴は黄で下嘴先端に赤い斑。
<ウミネコ> (カラス大の)中型。脚は黄。嘴は黄で下嘴先端に赤黒の斑。
<ユリカモメ> (カラスより)小型。脚は赤。嘴は赤で先端は黒。
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2015年1月12日 15:00
1月11日は鏡開きの日。
日本橋榮太樓總本鋪では一足早く9日14:00より、先着約500名に恒例の「餅入り汁粉」のお振る舞い。
今年は11日が週末に当たることから平日金曜日に繰り上げ実施。
店頭では丸一仙翁社中による、東京都指定無形民族文化財「江戸太神楽(400年の歴史を持つと伝えられる、獅子舞と曲芸を中心とした大衆芸能)」の囃子の音が流れ、新春ムードを盛り上げています。
鏡開きとは、正月飾りとして神棚や床の間にお供えしていた鏡餅を下げて、神仏に感謝し、無病息災を祈念し、雑煮か汁粉にして食する年中行事。
店内には立派な「江戸 "お供餅"<具足飾り>」が飾られています。
『戦国時代以降、武家では正月、甲冑の前に供えた餅を「具足餅(鎧餅)」(飾り)といい、
江戸では町人がこれを真似、商家では甲冑がないことから、あれやこれや縁起物で具足に模して飾り付けた為、その名がある。弊舗では江戸の昔から、この形を今日まで踏襲しています。』
との内容の添え書きがあります。
改めて老舗の暖簾継承の重みを感じつつ、あつあつのお汁粉をいただきました。
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2015年1月 9日 09:00
晴海トリトンスクエア ポケットプラザ「花・水・樹」のグリーンアドバイザーの案内で園内を散策する「ミニガーデンガイドツアー」。
今月は1月8日開催されました。
①12:30~12:50
②14:30~15:30
落葉樹は冬の間は一斉に葉を落とし休眠に入ります。
しかしよく見ると枝先には、「冬芽」が膨らみ、来るべき春に備えた生命の息吹を感じます。
一方、普段は地味な常緑針葉樹の緑が相対的に目に付くようになります。
またナニワズ(オニシバリも同様)のように、盛夏に落葉し、秋から新しい葉と翌春の花の蕾が生える種もあります。(別名ナツボウズ)
寒空の下、冬のガーデンの観賞ポイント教えていただきました。
☆凛とした彩りを愉しむ
この時季に因み、白色系のものを取り上げてみました
左から ニホンズイセン、ハボタン、シクラメン、スノードロップ、ジュウガツザクラ
☆常緑針葉樹のユニークな形状を愉しむ
常緑といっても冬期は褐色を帯びる種もあり、また緑の色合いも様々
左から モンタナマツ、コロラドビャクシン"ブルーヘブン"、ヒノキ"ナナグラシリス"、アラスカヒノキ"ペンデュラ"、ニオイヒバ
☆二度愉しむ(冬のユリノキを例に)
ユリノキの果実は翼果が松毬状に集まった集合果
翼果は風に乗って飛散するが、中央の果軸と最外側の翼果は残り、
果穂全体が花のように見えます。
「ユリノキは2度花を付ける」と云われる所以
この時季、樹形もよく分かります
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2015年1月 8日 09:00
1月7日、築地波除稲荷神社では、11:00より「七草神事の祭典」が執り行われ、その後境内にて七草粥が参拝者に無料で振舞われました。
この日は五節句のひとつの「人日の節句」に当たり、正月行事のひとつの節目に、無病息災を願って春の七草(せり・なずな・ごきょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)を入れた七草粥を食する年中行事。
同神社の「御神饌田(ごしんせんでん=神様にお供えするコメを作る田圃)」のコメを使って作った特別な七草粥で、毎年の恒例行事として定着しているとのことです。
開催時間は11:00~12:00(先着約100名分。七草粥がなくなり次第終了)
正月の馳走に疲れた胃腸を労り、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給の一面も見逃せず、古からの知恵を感じる風習です。
寒空の下、あつあつの "新春の味" をいただきました。
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2015年1月 6日 08:00
1月4日、日本橋高島屋/日本橋三越本店で、新春恒例の風物詩、江戸時代より受け継がれる町火消の技 <木遣り・纏振り・梯子乗り> が披露されました。
10:00 日本橋高島屋(1階正面ホール・正面入口前)
11:20 日本橋三越本店(本館1階中央ホール)
12:00 日本橋高島屋(1階正面ホール・正面入口前)
江戸消防記念会第一区のメンバーによるパーフォーマンスで、演目は、掛け声や合図として唄われていた「木遣り」、組のシンボルを振り仲間を鼓舞した「纏振り」、梯子の上で華麗に舞う「梯子乗り」。
江戸の粋を感じる伝統技芸の数々です。
最大の見どころは「梯子乗り」の技。
「遠見」「腹亀」「肝潰し」「背亀」等々の技から2人で同時に演技を行なう「合わせ技」まで、鳶職の妙技を間近で堪能させていただきました。
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2015年1月 3日 09:00
季節並びに記念時毎に様々なライティングの演出を見せてくれる東京スカイツリー。
11月1日~12月25日まではクリスマスシーズンに因んだ「キャンドルツリー」「ホワイトツリー」「シャンパンツリー」&「雅」「粋」の<期間限定ライティング>。
12月26日以降(~2015年1月31日)は「冬雅」「冬粋」が交互に点灯中ですが、大晦日から年明けにかけては<新年特別ライティング>が実施され、目を楽しませてくれました。
点灯時間:2014年12月31日23:50~2015年1月1日1:00
白色を基調として赤・黄・緑・ピンク・金の5色の交点照明が点灯。
東京スカイツリーのライティングの4手法(ライトアップ・ライトダウン・交点照明・時計光)のひとつで、塔体の鉄骨の交点箇所に設置された照明器具から出た光が直接輝く演出。
列島に大寒波が到来した年の暮れ、心配された天気も持ち堪え、新年を迎える厳かな雰囲気を湛えた輝きが、永代橋越しに望めます。
(左:冬雅 右:冬粋)