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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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開店一周年を迎えた食パン専門店ーCENTRE

[滅紫] 2014年6月23日 14:00

100_1419.JPG昨年6月22日にオープンしたCENTREが開店1周年を迎えました。「食パン専門店」という新しい業態が定着するのかどうか興味があり、時々覗いていました。というよりは正確にいうとパン好きの家族で一番時間があるのが私なので「買い出し係」を命じられていたというわけですが。ご紹介したのが開店間もない7月始め、あっという間に「行列の出来るパンや」さんとしてすっかり有名になってしまったのは皆様ご存じの通り。今日はなかなかチャンスがなかった店内のイートインにお邪魔しようとやってきました。

でもパンも買いたいし、でパンの列に並んで店員さんにその旨話すと番号札を渡され「焼きあがったら席に届けます」との何とも嬉しい対応。というわけで店内に。あれこれ迷って「玉子サンド」900円と「BLTサンド」1200円飲み物はおすすめの美瑛産の牛乳600円に。パン専門店だけあってサンドイッチに使用するパンはメニューによって違い玉子サンドはカナダ産のプルマン、トーストしたBLTは国産小麦の角食が使用してあります。パンの耳を落とすか、落とした場合は耳だけ別にサービスされますが、二人とも「パンの耳好き」なのでそのままにしてもらいました。パンの皮の部分が好きなのです。少し塩味のするプルマン、ほんのりした甘みの角食とそれぞれの具材との相性ピッタリの組み合わせで、「さすがパン屋さん」です。満足満足と言っている間に予約した食パンが到着、絶妙のタイミング。次回はフレンチトーストに挑戦したいと思います。隣の席の方が召し上がってていたのが如何にも美味しそうでした。

セントル・ザベーカリー銀座1-2-1東京高速道路紺屋ビル TEL3562-1016 パン売店は10:00~19:00 イートインはお休みがあるのでお出かけ前にお確かめください。

 

 

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築地小劇場創設90周年―1924年6月13日

[滅紫] 2014年6月17日 09:00

最近「新劇」をご覧になりましたか?かくいう私ももうウン十年も見ていません。若い人に「新劇」といっても「?」という顔をされて「劇団の名前」とTVに出ている俳優さんの所属先と言ってはじめてわかってもらうのが当たり前になってきました。現在も活動中の「文学座」「俳優座」「民芸」等の「戦後の新劇のすべての源」となった築地小劇場は90年前の本日6月13日に開場しました。

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今、中央区民カレッジで「築地小劇場創設90周年から近代演劇を考える」という講座が開かれています。2回目の本日が丁度90年前の開場日に当たるという偶然。既に著名であった小山内薫が若い土方与志の熱に巻き込まれるように「演劇の実験室演劇の常設館、民衆の芝居小屋、」を目指して開場したのは皆様よくご存じのことと思います。第一回目の演目は「白鳥の歌」(チェーホフ)「海戦」(ゲーリング)「休みの日」(マゾオ)の3作です。プログラムには田村秋子や千田是也の名前が見えます。演出は小山内薫と土方与志です。近代演劇の実験場として新劇活動の拠点となりましたが、1928年の12月に小山内薫が急逝するとその3か月後には築地小劇場は分裂。築地小劇場としての活動はわずか5年で終わり、その後は離合集散を繰り返して劇場の建物も1945年の終戦で焼失してしまいます。しかしながら演劇界で活躍する多くの人材を輩出し、現存の劇団のルーツとなり「戦後の新劇のすべての源」がこの築地小劇場にあったのは言うまでもありません。早稲田の児玉先生も仰っていましたが日本の演劇の特徴は「ジャンルが積み重なっていく―積層性」にあるそうです。新しい演劇が誕生した時にそれ以前の演劇がなくなってしまうわけではなく、それぞれが生き続けていく―世界の中でも稀な現象とのこと。私たちが現在様々なジャンルの演劇を楽しめるのはこのためです。「断捨離」ができないのもこのためでしょうか?久しぶりに「築地小劇場跡の碑」を見に来て馬鹿なことを考えています。90周年に熱い情熱を劇団創設、演劇活動に捧げた演劇人たちに思いをはせてみるのは如何でしょう?

「築地小劇場跡の碑」築地2-11-17  NTTデータ築地ビルの壁面

 

 

「待ってました!」復帰の仁左衛門さん―六月歌舞伎座

[滅紫] 2014年6月 8日 09:00

右肩腱板断裂の手術で休演していた仁左衛門さんが昨年10月以来7か月ぶりに舞台に戻ってきました。歌舞伎座入り口で松嶋屋の番頭さんのお顔を見るのも久しぶり。

 

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出演するのは昼の部最後の舞踊「お祭り」。20年前に大病から復帰した時と同じ演目です。幕が開いて浅葱幕が落とされると大拍手。大向こうから「待ってました!」と声がかかると「待っていたとは有難い」と鳶頭が応えるのがお約束ですが、大向こうならぬ1階席の後ろの方からも。7か月も待たされたのですから気持ちはよくわかります。

「からみ」は中学三年生になった孫の千之助さんです。インタビューによると「復帰後のお祭りではからみはすっきりと」という十八代目勘三郎さんのアドバイスに従っているとのこと。しばらく舞台で見ない間に千之助さんもすっかり大人っぽくなってきました。隣の席の中年の男性が幕が下りたあと、「幸せ!」とつぶやいていらしたのが客席の気分を代表しているようでした。夜の部「蘭平物狂」で松緑さんの長男、大河くんが三代目尾上左近として初舞台となるのも話題です。

 

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昼の部はお国山三の「春霞歌舞伎草子」、「実盛物語」、大石最後の日」、夜の部は他に「素襖落」「名月八幡祭」です。

6月25日まで お問い合わせはチケットホン松竹 0570-000-489(10:00~18:00)

 

 

 
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