[O傘]
2010年7月27日 08:31
今年も名橋「日本橋保存会」主催で、名橋「日本橋洗い」のイベントが開催されました。7月25日(日)は好天に恵まれ、子供さんも大勢加わって約1600人もの人が「日本橋洗い」に参加しました。概要をご紹介します。
11時頃に、まず滝の広場近くのは橋詰めで来賓や主催者の挨拶がありました。
橋洗いに先立って、日本橋川の水質浄化を願って参加者が一斉に日本橋から「EM団子」を投げ入れました。「EM団子」は環境団子ともいわれ、人間や自然にとってよい働きをする微生物群を泥団子にして培養したもので、特に河川や海などの浄化に役立ちます。(EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用微生物群という意味です。)
つづいて「日本全国各地の名水」を橋の車道の中心に埋めてある「日本国道路元標」にかけました。
いよいよ参加者による「日本橋洗い」のはじまりですが、その前にまず、散水車が4台並んで橋の車道に水をまきます。
それから参加者が一斉にデッキブラシや大きな亀の子たわしで橋の車道、歩道、欄干、柱を磨きます。橋の中心に埋められている「日本国道路元標」も、この日はみんなできれいに磨きました。
一方、日本橋川では東京消防庁の海上消防艇「きよす」が出動して日本橋に放水を行いました。
日本橋を大切にしたいという皆様、日本橋を愛する皆様が主体となり官民一体で行った大イベント「日本橋洗い」でした。(なお、このあと今年(平成22年)の7月26日頃から11月19日頃まで日本橋の補修を行うそうです。)
[O傘]
2010年7月17日 16:51
「月島の草市」は都内でも貴重な季節市。昔はホウロク、おがら、ホウズキなどお盆用品を売る市が立ったそうです。
今は月島西仲通り商店街の道路は露店で埋め尽くされ大人も子供も草市を楽しみにしています。今年は
7月10日(土)と11日(日)の二日間開催され、初日に見てきましたので紹介します。
お盆用品は、「ハナキ花園」さんのところで売っていました。盆棚の作り方のチラシも置いてありました。それによれば、写真の図に示しますように、お供えをのせる「まこも」を敷き、季節の野菜・果物、ご先祖様の好物を「ハスの葉」にのせてお供えし、また、「なす」や「きゅうり」を使って、ご先祖様を送迎する牛や馬をかたち作って供えます。「まこも縄」の縄目には「ホウズキ」、「わかめ」、「稲穂」、「蒲の穂」などを吊り下げて日除けすだれにするそうです。「麻がら」は13日や16日の夕方に、ご先祖様をお迎え・お送りするために焚きます。
商店街の入り口広場にセットされた特設ステージで歌や踊りが披露されていました。その中で、10月9・10日開催予定の「月島もんじゃ祭り」主題歌が紹介されました。曲名は「踊るもんじゃ、唄うんじゃもん、どんなもんじゃ」です。神坂美羽(かみさか みう)さんが歌っています。とっても軽快で楽しい歌です。7月28日CD/DVDが発売だとか、皆さん応援してあげてくださいね。
露店では、金魚すくい、スーパーボールすくい、ヨウヨウ釣り、射的、三角くじなど懐かしいお店がいっぱい。中には、お姉さん占い師3名による占いテントなんかももありましたよ。町会のお母さんたちも「町会の店」で頑張っていました。磯辺焼き100円、おいしかったです。
草市が終わって、7月13日からご先祖様をお迎えするお盆が始まりました。佃島では町内の一角で盆踊りが始まります。静かで深い味わいを今に伝える佃島の盆踊り、念仏踊りともいわれるそうですが・・。
7月15日(木)に佃島盆踊りの最終日ということで子供の踊る時間帯だけでしたが、佃島の盆踊り会場に行ってきました。中央の櫓からながれる単調な歌と太鼓にあわせて午後7時ごろから静かな踊りがはじまります。最初10人ぐらいでしたが、30分で100人の輪になりました。踊る前には広場の隅にある無縁仏の盆棚に手をあわせていました。これからもずっと昔ながらの伝統を伝えていってほしいものです。